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UCDA、アワード受賞者を表彰
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA、福田泰弘理事長)は11月14日午後2時30分から、東京・東新橋の電通本社ビルでUCDAアワード2014の選考結果報告会を開催した。「情報品質の約束と保証」をテーマに、各賞・分野の受賞者26社・団体にトロフィーが手渡され、統括報告では課題として「必要な情報を削らずに情報量を減らす」ことがあげられた。 福田理事長はあいさつで「現代は超高齢化、超ストレス社会になった」と触れ、次のように述べた。 「顧客第一主義を掲げ、UCDAはすべての人を対象に分かりやすいデザインを心がけてきたが、最大の課題は高齢者に分かりやすい情報提供ではないか。われわれが研究を進めているなかで、新たな基準作りが完成次第、皆さんにも情報を提供したい」 講評では永井順國UCDAアワード実行委員会副委員長がアワードの趣旨を説明するとともに、「今回のテーマを担当部署の課題ではなく、企業全体の課題とした企業が賞の受賞につながっている」と評した。また、UCDAアワード2014総評では八杉淳一理事・業務推進局長は「このほうが分かりやすいだろうという、いわゆる『良かれと思って』の行動が実は間違っているケースも多かった。そうではなく、実際に顧客が良いと思ったものを採用することが、確かな改善に繋がるのでは」と課題をあげた。 今回のアワードから新たに設けられた実行委員会特別表彰のあと、「生命保険・医療保険」「損害保険」「信販・クレジット」「通信販売」「公的医療保険(自治体)」それぞれを各分野・各賞ごとに発表し、トロフィーが授与された。 統括報告ではUCDA研究・開発部の指澤竜也氏が評価対象物から見えた各分野の傾向および課題を説明した。また、全分野共通の課題としては「情報が多い」ことを取り上げ、(1)不要を削除(2)重複を削除(3)表などを活用し文字数を減らす(4)既出(読まないで良い部分)の明示を行うことが解決に繋がるとした。 「UCDAアワード」は企業・団体が生活者に発信するさまざまな情報媒体を、第3者が客観的に評価し、優れたコミュニケーションデザインを表彰するもの。情報の伝達効率を向上させ、企業・団体と生活者に貢献することを目指している。 【各分野アワード受賞企業・団体】 生命保険・医療保険=日本生命保険相互会社 損害保険=東京海上日動火災保険(株) 信販・クレジット=(株)オリエントコーポレーション(対面記入式)、三菱UFJニコス(株)(自動入式) 通信販売=(株)再春館製薬所(カタログ)、(株)えがお(情報誌) 公的医療保険(自治体)=栃木県宇都宮市
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