2016年02月01日

桜井グラフィックシステムズは1月12日午後6時から東京・箱崎のロイヤルパークホテルに220人の参加者を集めて盛大に新年謝恩会を開いた。今年10月に創業70周年を迎えることもあり昨年以上の賑わいとなった。

 

桜井隆太社長

桜井隆太社長

新年会は桜井次郎太常務の司会で進められ、桜井隆太社長が次のように開会の辞を述べた。
「昨年、国産初のジェット旅客機『MRJ』が初飛行に成功した。かつてゼロ戦をつくった三菱重工の子会社、三菱航空機による快挙だった。その成功は中小企業の技術によって下支えされていた。昨年話題になった『下町ロケット』は町工場の技術に対する日本人の誇りと矜持を表すかのごとく20%を超える高い視聴率を打ち出した。戦後、日本を復興させ、世界が認める経済大国に押し上げたのは中小企業の地道な努力と技術の集積があったからだと思っている。中小企業の多い印刷業界は、文化を支える産業であり、本一冊をつくる技術ひとつをとっても、大変難しく、精度を追求した賜物である。デジタル化、インターネットの普及など時代の流れはある。しかし、気持ちやこころ、何かを伝えるものはカタチがある。印刷機械メーカーの一社として、微力ではあるが、今年もお客様のモノづくりのお役に立ちたい」

 

桜井美国会長

桜井美国会長

桜井美国会長は次のように新年のあいさつを述べた。
「この会は50年を超える歴史をもっている。昭和21年に会社を創立し、今年で70年になる。70年の歴史で一貫していることは、印刷業界の中で必要とされるメーカーとして残っていくことを目指してきたことだ。父である先代はわたしに海外に進出しろといっていた。昭和37年、桜井隆太社長の生まれた年にアメリカの展示会に機械を出展した。日本から機械を出したメーカーは他にはなかったと思う。それが縁でアメリカの機械メーカー2社と技術提携することとなり、今日の礎となった」
 
来賓を代表して衆議院議員・野田聖子・武藤容治の2氏、千葉商科大学学長(島田塾会長)島田晴雄氏から祝辞が贈られた。
 
鏡開きは、野田、武藤、島田、日本IBM名誉相談役・椎名武雄、日本総合研究所会長・野田一夫、機械システム新興協会会長・児玉幸治、全日本印刷工業組合連合会会長・六三印刷会長・島村博之、金羊社社長・浅野健、日本グラフィックサービス工業会理事長・共立速記印刷会長・吉岡新、東京スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会会長・八欧産業社長・嶋信介、日本印刷技術協会会長・錦明印刷社長・塚田司郎の各氏に、桜井会長、桜井社長が加わり威勢よく行われ、浅野氏の発声で乾杯し、祝宴に入った。

 
宴半ばで、桜井グラフィックシステムズの2016年カレンダーのデザイン・印刷を担当した熊沢印刷工芸工場長・池田亮二氏が制作の意図を紹介した。
 
「健康・長寿」をテーマとしした福引を楽しみ、歓談の盛り上がる中、東京印刷工業厚生年金基金理事長・慶昌堂印刷社長・盛庄吉氏の発声によって中締めとなった。

 
 

発泡インキの積層印刷を活かす スクリーンならでは特性活かしたサクライ2016カレンダー

 
池田氏によると、サクライの2016年カレンダーは、スクリーン印刷だけが行える特徴のあるカレンダーを目指したもの。
毎年、干支をデザインに盛り込むことを考えてきたが、2016年は桜井グラフィックシステムズ創立70周年に当たることから、同社の主力製品のスクリーン印刷機を使ってスクリーン印刷技術、技法の視点から一般的に流通する印刷物とはかけ離れている印刷として発泡インキの積層印刷を選択してレリーフ状のカレンダーを作成した。
デザイン自体はシンプルだが、発泡インキ独特のソフトな風合いと柔らかな色調、段々畑のように積み重なったインキ面が光の加減で思わぬ表情を見せるというオフセットなど他の版式では実現できない印刷に仕上げた。

 

 

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