2016年01月20日

 祖父江慎+コズフィッシュ展「ブックデザイ」が1月23日から3月23日まで、東京・日比谷公園の千代田区立日比谷図書文化館で開かれる。

 ブックデザインの第一人者である祖父江氏は独特な感性と鍛え抜かれたデザイン力により常に意表を突く作品を送り出してきた。
 本の中身・内容をいかに伝え、読者に訴え得るか、あるいはそこに意図的なデザインを感じさせることなく自然に読み進めることができるかが装丁やブックデザインの基本だが、創造力あふれるデザインがその本の世界をより魅力的に語ることがある。

 同展では祖父江氏と同氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通してフィジカルな「本」の魅力を探る。

 スマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーといったデジタルデバイスの登場によりすっかり様変わりした感のある読書環境の中、本がどのように作られるのか、そのプロセスを追いながら、紙の本だからこその表現を求めて1冊に込められる情熱に迫る。

 アイデア・プラン出しから始まってそれらを実現するための試行錯誤を、本に使われる紙や本の構造、印刷方法から製本まで、実際にデザインした本を例に盛りだくさんに届ける。

 多くの日本人に馴染みのある夏目漱石『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版の制作プロセスを細かく紹介。『心』装丁のために漱石自身が描いた装画や初版本のゲラなど、貴重な漱石自筆作品も展示される。

 主催=千代田区立日比谷図書文化館▽共催=DNP文化振興財団▽会場=千代田区立日比谷図書文化館1階特別展示室(東京都千代田区日比谷公園1の4、電話03・3502・3340)▽会館時間=午前10時から午後8時まで/土曜日は午後7時まで/日曜・祝日は午後5時まで。入室は閉室30分前まで)▽特別観覧料=一般300円、大学・高校生200円。千代田区民・中学生以下、障害者手帳保有者および付き添い1人は無料)

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