2015年12月26日

情報のロジスティックス化を提唱

情報のロジスティックス化を提唱

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(FFGS)は、9月に東京ビッグサイトで開かれた「IGAS2015」の会期中、5つのテーマで最新の市場動向やソリューションの活用事例などを紹介するセミナーを開講した。その中から、渡邊泉ワークフロー事業部事業部長が行った講演「Web時代の『CHANGE』を『CHANCE』に」から、消費者行動の変化に対応するために「印刷会社に求められること」と、「FFGSのソリューション」の部分を抄録する。

 

◆印刷会社に求められること

企業の情報発信の変化に対応するため、印刷会社には「情報のロジスティックス」を考えることが求められる。ロジスティックスとは、単にモノを運ぶことではなく、適時適所に届けることを意味する。印刷会社は、「支援」の観点で、モノやサービスのライフサイクル全体(企画・開発・設計・製造、調達・供給・配送・保全)を効率化することが必要になる。

 
企業にとって、情報をコントロールすることは非常に重要である。認知・興味・比較検討・購入・受け取りといったプロセスごと、また、店舗・PC・スマホ・SNS・チラシなどのチャネルごとにコントロールすることが必要だ。

 
印刷会社がこうした企業の動きに対応するためには、小ロット対応、短納期対応、パーソナル・バリアブル対応、従来から広範囲な要求への対応、情報処理のパートナーとなること、などが求められる。そこではWebとITの活用が必須となるが、そのポイントとして、「自ら使う」「お客さまに使っていただく」「使うお客さまを支援する」という3つの観点からの活用が考えられる。

 

◆Web・ITを活かしたFFGSのソリューション

印刷会社のWeb・IT活用を支援するFFGSのソリューションを紹介する。たとえば、企画・制作・校正に対しては、Web to Printシステム「iAutolay Magic V1・2」を提供している。

 
これは、Web 受発注システムを簡単に立ち上げることができるソフトで、最新バージョンでは、特定の印刷分野についてWebビジネスを展開したい印刷会社向けに、「自動組版パック」「Web編集パック」「電子入稿パック」の3つの目的別パッケージを用意した。また高品質・高速の自動組版を実現するバリアブル印刷ソフト「Form Magic4」もラインアップしている。

 
校正・進捗状況確認には、Webポータルシステム「XMF Remote」が適している。これはもともと、オンラインリモート校正システムとして開発したシステムだが、ジョブの進捗状況確認の機能を活用し、評価していただいているお客さまも多い。

 
XMF RemoteとノートPC、iPadを組み合わせて活用することで、顧客先での仕事の進行が可能になり、営業効率も大きく高めた顧客の活用も進んでいる。
製造・梱包・配送の面では、ワークフローシステム「XMFを中核として、JDF・によるCTP・デジタル印刷機・後加工機などを含めた生産プロセス全体の効率化を、富士ゼロックスと一緒に取り組んでいる。

 
「XMF ControllerController」という新たなソフトにより、MISとの連携性を高めている。色管理の標準化などを支援するコンサルティングサービスも提供している。

 
FFGSは、プリプレスから印刷・加工までのすべての工程に関して、ご相談に応じることができる。その強みを活かして、ワンストップサービスの実現を支援することも可能である。

 
将来的には、印刷工場は完全に自動化・無人化され、オペレーターは生産状況をモニタリングし、異常時だけ作業するようになるかもしれない。こうした未来の工場の企画・実現に当たり、富士フイルム・FFGSのシステムや資材、ノウハウが役立つと考えている。

 

 

タグ:

PAGE TOP