2015年12月28日

清宮氏

清宮氏

東京都ラベル印刷協同組合は12月2日、東京・上野の上野グリーンパークで第3回事業承継セミナーを開催した。「事業承継の認識度チェックと業界の過去10年間の変遷について」をテーマに、事業継承の実態とその対策について学んだ。

 
講師の清宮和夫氏(清宮企画代表)は経営者の高齢化が進んでいることを取り上げながら「この10年間、東京都だけでも90社以上のラベル会社が承継を行った」と報告。「承継とは単なる社長交代ではない。適切に承継をしなければ、倒産の危機に晒されることもある」と注意を促した。

 
事業継承には、(1)親族(2)従業員(3)M&A(4)廃業(5)株式公開の5つの方向性が考えられるが、いずれにおいても、人・経営・資産をどのように承継していくか熟慮していく必要性がある。とくに家族経営の場合においては、親と子のあいだで知らずのうちに対立が生じることも多く、また後継者が見つかっているからと承継・教育を後回しにしていたなかで高齢の親(社長)が倒れ、急な社長交代を迫られるケースもあるという。

 
清宮氏は「少子高齢化を迎えるなか、事業承継の問題は決して他人事ではない。親子だけでなく、会社や社員のあいだで『相続』が『争族』にならず、『爽族』になるように対応してもらいたい」と結んだ。

 

 

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