2015年12月21日

本殿で新暦を奉告し参拝

本殿で新暦を奉告し参拝

日本カレンダー暦文化振興協会(中牧弘允理事長、暦文協)は、12月3日の『カレンダーの日』に、東京・代々木の明治神宮で「新暦奉告参拝」を斎行した。これは来年「平成28年(2016年)」の暦原本を奉告し、国民の平和と幸福を祈願する神事で、小雨の降る中、役員、一般会員ら80人が参加した。

 
中牧理事長はじめ役員は、午前9時30分に明治神宮の神楽殿前から神職の後に続いて本殿に参進。直会殿で修祓したのち、本殿奥で参拝と玉串奉奠を行い、一般にはまだ目に触れない来年の暦原本を奉告し、暦を手にするすべての人々の平和と幸福を祈願した。

 
このあと、参集殿に移動し、11時から活水女子大学文学部教授の細井浩志氏による特別講演「日本における暦と時間の始まり」が行われた。

 
講演に先立ち、あいさつに立った中牧理事長は「明治神宮で新暦奉告参拝を行うのは今年で3回目。これまでは晴天続きでさすが天照神と思ったが、今年は小雨交じりとなったが、神聖な雰囲気の中で参拝できたことを皆さんとともに喜びたい。ここへ来ると心が改まり、来年を迎えるにあたり勇気百倍、活力をみなぎらせていただく心情になる。このような形での奉告参拝を今後も続けていきたい。当協会も来年5周年を迎える。さまざまな活動を展開する中、8月の総会で2033年旧暦閏月問題に対する見解を示したところ、これに関連する記事が執筆されるなど、当協会の存在が次第に世に知れ渡ってきた。これからも研鑽を積みながら広く一般の方々にも暦やカレンダーやそれに関わる文化というものを広く深く理解していただく活動を続けていきたい」と述べた。

 
特別講演のあと、「平成28年(2016年)暦予報」と題して、中牧理事長が「新たな祝日として『山の日』が施行される」「3連休は9回あるが、4連休・5連休などの大型連休はなし」「バレンタインデーとクリスマスは日曜日」など来年の暦トピックスを発表した。
 
 

「カレンダーの日」の由来

 
明治5年(1872)11月9日、宮中において改暦式が行われ、大勢の役人が参席する中、明治天皇は大臣を従えて便殿に出御し、伊勢神宮を遥拝して祝詞を読んで事の由を告げられた。政府は、明治天皇の詔書と太政官布告を発して『来る12月3日を以て明治6年1月1日とし太陽暦を実施する』と発表。長い間、太陰太陽暦で生活していた国民にとって、突然の改暦は大きな衝撃だった。しかし、その結果、太陽暦を採用する諸外国と足並みをえることになり、日本は文明開化の道を歩み始めた。
この史実に基づき、昭和63年(1988)に全国団扇扇子カレンダー協議会と全国カレンダー出版協同組合連合会により12月3日は「カレンダーの日」と定められた。
 
 

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