2015年12月12日

 1日「手帳の日」、3日「カレンダーの日」。師走に入るとスケジュール管理にまつわる記念日がつづく。文具店や書店などで秋口から開かれていた手帳/カレンダーのフェアもようやく書き入れ時を迎え、賑わいを見せている。

 

 ▼手帳の日は「手帳をめくって、この1年を振り返ってほしい」という趣旨。カレンダーの日は1872(明治5)年の太陽暦への改暦に基づく。もっとも、旧暦の12月2日の翌日が新暦の元日だったので、カレンダーの日は「存在しない日」を記念日にしていることになる。

 

 ▼来年のスケジュール管理についての日本製紙連合会の調べによると、手帳派が43・3%と多い。ことに20代は支持率が高く53・1%。スマホ派は全体で30・7%、カレンダー派は9・3%。手帳/カレンダーの利用者では慣れ・親しみ、書き込みやすさがカギ。手帳を選ぶ基準は「サイズ」「スケジュール欄の形」「書き込むスペースが多い」など実用性重視。デジタル派はアクセス・修正の容易さが決め手だ。

 

 ▼広く推されている手帳もマーケットは急変している。「ビジネス手帳を使ってきた団塊の世代が定年に達して仕事をしなくなってきた。そのため、見開き1週間で、左が予定表、右がメモ欄といったものから、見開き1カ月単位のものへ乗り換える。薄くなるから価格が下がる。さらに年齢が重なると、手帳を買わなくなる」。創業111年の老舗、銀座・伊東屋の伊藤明社長はそう話す。

(風)

 

 

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