2015年12月07日

松本氏

松本氏

フォーブスジャパン誌(発行元・(株)アトミックスメディア、本社・東京都港区、高野真代表取締役CEO)による「日本の起業家ランキング2016」ベスト10がこのほど発表され、全国の印刷会社を網羅し革命を起こした(株)ラクスル代表取締役の松本恭攝(まつもと・やすかね)氏が第2位に選ばれた。
フォーブスジャパンは、2014年に初めて起業家ランキングを発表し、今回で2回目。新たに外部審査メンバーを迎え、より公平な立場から、事業性、経営チームの完成度、グローバル展開、成長ポテンシャルなどから2016年を担う日本の起業家を選出した。クレディ・スイス証券(株)/クレディ・スイス銀行協賛によるアワードセレモニーが12月1日、東京・港区六本木のザ・リッツ・カールトン東京で行われ、「日本の起業家ランキング」ベスト10をはじめ特別賞など計11社13名を表彰した。
松本氏は1984年生まれ。慶應義塾大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て2009年9月ラクスルを設立。ラクスルは資本金58億円(資本準備金含む)で従業員数160人。そのうち約100人がカスタマーサポートにあたっている。印刷費のコスト削減率の高さに注目し、「仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる」をコンセプトに印刷会社の非稼働時間を活用した印刷のeコマース事業を展開。中小企業のチラシを使ったオフラインで集客活動を支援する「集客プラットフォーム」事業も加速させている。
今回の選考理由について、(1)約40億円の大型資金調達を行い、印刷業界の遊休資産を活用する「シェアリング・エコノミー」というビジネスモデルを進化させている(2)ユーザー数を直近1年間で約4倍にまで拡大させている(3)印刷に加え、デザイン、マーケティング、郵送までサービスを拡張させており、売上成長率は3年で2100%と驚くべきほどの右肩上がりを記録した(4)完成度の高い経営チームで海外展開も狙う‐‐などが高く評価された。

 

 

中小企業をインターネットを使ってエンパワーメント

 

受賞者スピーチで、松本氏は「われわれは『仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる』というビジョンを掲げて、古い産業にインターネットを持ち込んで、産業構造を変えていこうというチャレンジを6年間続けている。その中でミッションとして中小企業をインターネットを使ってエンパワーメントしていきたい」と意欲を見せた。
現在、クラウドサービスを利用して、印刷だけに留まらず、チラシのデザインから効果測定、マーケティングに基づく新聞折込、ポスティングまでワンストップサービスを提供する「スマートチラシ」という中小企業のビジネスを支援していくサービスを展開中。
海外の取り組みについては、シンガポールに子会社があり、子会社を通じて今年11月にインドネシアに印刷のeコマースを立ち上げるなど、シェアリング・エコノミー型の印刷のeコマースのビジネスモデルのリーディングカンパニーとしてグローバル展開を進めている。
「日本の起業家ランキング2016」ベスト10は次の通り。
1位=山田進太郎(メリカリ)▽3位=杉江理(WHILL)▽4位=梅田優祐、新野良介(ユーザベース)▽5位=鈴木健、浜本階生(スマートニュース)▽6位=福山太郎(AnyPerk)▽6位=庸介(マネーフォワード)▽8位=本蔵俊彦(クオンタムバイオシステムズ)▽9位=玉川憲(ソラコム)▽10位=佐々木大輔(Freee)


ForbesJapan (フォーブスジャパン) 2016年 01月号 [雑誌]

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