2015年11月23日

藤井理事長

藤井理事長

瀬野尾大会会長

瀬野尾大会会長

仙台刷親会(千葉貴之会長)は11月14日、宮城県仙台市宮城野区のメルパルク仙台で「仙台刷親会創立60周年記念式典」を開催した。「激動の10年、そして育む未来」をテーマに、50周年からの10年に重きを置くとともに、未来へとメッセージを残す会として、仙台刷親会のメンバーを中心に、宮城県印刷工業組合、東北青年印刷人連絡協議会、全国印刷緑友会など多数の団体から参加者が集まり、印刷業界の発展を誓い合った。

仙台刷親会創立60周年記念式典

仙台刷親会創立60周年記念式典

 

 

 

記念式典は山田茂(山田印刷(株))大会副会長のことばで開会。
瀬野尾俊宏(瀬野尾印刷(株))大会会長は仙台刷親会創設の歴史について触れ、次のようにあいさつした。
「仙台刷親会の創設は、ある営業マンの死が発端だったと聞いている。ライバル会社の営業マンだが、業界の同志の葬儀に花輪をあげることも、弔電を打つことも出来ない。そして通夜のときの『これを機会に会を作ろうではないか』との思いが仙台刷親会の創設につながった。この10年と言えば、バブル崩壊からやっと経済が持ち直してきた矢先にリーマンショックが起こり、挙句の果てには東日本大震災が起こってしまう、大変な苦境を迎えた。時には仲間の励ましと頑張る姿に勇気づけられながら、全国印刷緑友会をはじめとした、全国の仲間からの支援と励ましの言葉をいただき、この苦境は仲間がいたから乗り越えることが出来たと気づかされた。その思いを育みながら、新たな時代へと継続していきたい」

 

来賓を代表して送られた祝辞では、田村稔仙台市議会議員(仙台刷親会顧問)が「仙台も戦争では大空襲に襲われたが、その10年後に仙台刷親会は誕生した。不屈の精神と先見性には驚くばかりである。今後も皆さんが連携し、業界の発展に向けさらに力を結集してもらいたい」と呼びかけ、藤井治夫宮城県印刷工業組合理事長は「宮城県印刷工業組合は仙台刷親会の約1年後に設立され、両者は設立以来、不可分の関係にある。この時代を勝ち抜き、仙台刷親会が強い絆のもと発展してもらいたい」と祈念した。

 

感謝状・功労者表彰では瀬野尾大会会長から、日頃の支援と指導への感謝を込めて宮城県印刷工業組合へ、東日本大震災復興支援に感謝して全国印刷緑友会へ、それぞれ感謝状が贈られた。
また、功労者表彰では、10年前の50周年式典で大会三役を務めた、中村等第23代会長、大泉和俊第24代会長、郷家昌幸第25代会長の3人を表彰した。
表彰者を代表して中村第23代会長は「仙台刷親会の目的はやはり社会貢献。われわれも業界人としての社会的責任を果たすため、環境浄化活動、防犯活動などを率先しておこなったこともある」と当時を振り返り、「会場の皆さんにはさらなる活躍をする仙台刷親会への叱咤激励をお願いしたい」と述べた。

 

 

 

千葉会長

千葉会長

岡田吉生氏(ブラザー印刷(株))の記念講演のあと、懇親会の席では仙台刷親会を代表して千葉貴之会長が次のようにあいさつした。
「未来を見据えて仙台刷親会を設立した先人の先見の明と熱い思いには頭が下がるばかりである。私は9年前に印刷業界へ入ったが、印刷人としての私を育ててくれたのが仙台刷親会だった。ここで出会った先輩と仲間たち、そしてこれからの仲間たちの出会いに感謝し、社会への貢献、そして業界への共存共栄に貢献できるよう精進していく」

 

島田星平全国印刷緑友会会長(松浦穂積総務代読)が「偉大な先輩方が集まり、育ててきた仙台刷親会。仲間がいる限り、どんな試練も、必ず乗り越えられる」、滝澤光正Print Next2016運営委員長が「われわれは時代の当事者として、一社一社が努力する。そうすることで、この歴史が続いていくだけでなく、印刷業界の発展につながると信じている」と祝いの言葉を述べ、針生英一宮城県印刷工業組合副理事長の乾杯発声で開宴となった。

 

歓談の最中には、地元仙台をホームタウンとするプロサッカークラブ、ベガルタ仙台を応援する「ベガルタチアリーダーズ」のパフォーマンスが行われた。
また、2016年に開催される各青年団体の大会がPRされ、Print Next2016(2月6日、大手町サンケイプラザ)、東北青年印刷人連絡協議会青森大会(9月17日、青森国際ホテル)、第58回全国印刷緑友会大阪大会(10月29日、なんばグランド花月)の告知があった。
宴もたけなわのころ、守康大会副会長(モリタ印刷(株))の中締めで閉宴となった。

 

 

社長の仕事は会社の価値発信にあり

 

記念講演は岡田吉生氏(ブラザー印刷(株))が「この10年、毎日続けたこと~社長ブログ『伝道ヴァイブ』~」を題に講演した。
同氏は10年のあいだ毎日続けている、社長ブログ「伝道ヴァイブ」(http://dendo-vibe.diary.to)に基づきながら、「社長の仕事は会社の価値を発信し、伝え続けることである」と述べた。
そのなかで、岡田氏は、ブラザー印刷の仕事は、メディアを活用し、情報や魅力を伝えること、その全体のなかで、印刷も承る会社であると顧客に伝え、価格ではなく、他社には真似のできない価値を売っている。
高い品質のものを高く売ることを心がけ、値引きをしたい受注担当者ではなく、価値や効果を求めるキーマンに対して営業をしかけることが大切だとした。
そして「『A4両面カラー2000部、いくらで出来ますか?』と聞かれることもあるが、私は『内容によって変わりますよ』と迷いなく答えている。価格はコストじゃなくて、価値で決まる。その価値を一生懸命に考え、追求していくことが会社の使命ではないだろうか」と結んだ。

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