2015年11月07日

JR・東京メトロ八丁堀駅のある鍛冶橋通りと新大橋通りとの交差点角に1864年創業の酒屋「宮田屋」がある。ワインの種類が豊富で、常時400種はあると聞く。奥はスタンドバー。2階はバル「maru」。ワインの聖地ともいわれる八丁堀・新富界隈でもことに人気のある店らしい。
 

▼その宮田屋の2階は1984年ごろ、製版センターだった。近隣の印刷業者をターゲットに日経印刷が設けた。「高品質・低価格・短納期」を旗印にしたサービス拠点である。創業以来、エンドユーザーからの受注が主体だった同社だが、そのころ営業効率の高さなどから同業者営業に力を入れ始めていた。
 

▼1964年10月10日、東京オリンピック開会の日に日経印刷は誕生した。日本経済の一角を担う気概を込め社名を「日経プリント」として林吉男社長(現会長)が創業した。志の大きさを表していた。林社長は、業界団体の「日本軽印刷工業会」が「日本グラフィックサービス工業会」に名称変更(94年認可)する際にはCI委員会のメンバー、あるいは業界理念策定のためのワーキングループ座長を務めるなどCIには深い縁がある。
 

▼2014年10月10日には50年前と同じ秋晴れの空の下、創業50周年感謝の会を開いた。吉村和敏社長が「これからも情報資産を生み出し生かす会社を目指す」と決意を表明。同年度決算では念願の売上高100億円を突破し、103億円を達成した。この10月には足かけ4年をかけて編纂した労作『創業50周年記念誌』を刊行。「『共感』をエンジニアリングするサービスメーカーとして新時代を創造する」との吉村社長のことばで自社の針路を示した。
 

(歩)

 

 

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