2015年10月31日

欧米のオフ輪印刷機市場では64P/48Pのラージフォーマット市場が消失してしまった。欧米では出版社が印刷事業部を保有するという背景もあり、効率を考えて導入オフ輪の4割程度がラージフォーマットであった(2011年まで)が、需要が激減し、小回りの利く32P/16P機が主流となっている――

 

▼先日の日本オフセット輪転印刷協議会会員交流会ではこんな報告もあった。オフ輪の設備需要は激減していたがここへきて若干小ロット対応機の需要が欧米を中心に出てきた。アジア圏では依然としてあまりオフ輪の需要はない。あったとしても中古機のニーズである。近年は、日本だけで、その他全世界よりもオフ輪の納入台数の多い状況が続いている。

 

▼小森コーポレーションの推計によると、全エリア・全メーカーのオフ輪の納入台数は2007年海外93台・日本64台、08年海外73台・日本33台、09年海外47台・日本15台、10年海外45台・日本8台と推移し、12年になって逆転して海外18台(ラージフォーマット2台)・日本20台となった。以後は国内の納入台数が海外全体の数を上回っていると推定されるとのこと。

 

▼国内の設備状況は依然としてBタテ半裁が大半を占めるが、直近ではAヨコ全判が増加傾向にある。設備の再編が進んでおり、廃台の数が新設の台数を上回る。設置台数は減少傾向が続いている。設備をピークに合わせるのではなく、残すべき仕事の量に合わせて再編が進んでいるとみられるという。

(歩)

 

 

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