2015年10月22日

広島県印刷工業組合(喜瀬清理事長)・中国印刷機材協議会(岸本欣也会長)は10月23・24の2日間、「伝える力を活かす『コトづくり』」をテーマに広島市中区のKKRホテル広島で「2015印刷産業夢メッセ」を開く。2005年10月に新たなスタイルの展示会として開催して以来、今回で11回目を迎える「印刷産業夢メッセ」は、印刷産業の未来に向けて参加者と講師が本音で語り合うセミナー形式を採用し、基調講演・ソリューションセミナー・座学の3本柱から構成されている。今回は「伝える力を活かす『コトづくり』」をテーマに、ユーザーの思いを実現する「メディア・プロフェッショナル」、さらに顧客の要望に応えつつ、収益向上が図れるソリューション提案のセミナーが用意されている。

 

基調講演は、社会の環境変化に対応するため、今後自らがどう考え動くべきかを大きな視点で捉え、2人の講師に語ってもらう。両日とも午前10時30分から80分間。
23日は「我が社の武器は『企画提案力』~人材育成と営業実践事例を紹介~」をテーマに全日本印刷工業組合連合会の臼田真人副会長((株)アドピア社長)が講演する。
24日は「『できること』ではなく『勝てること』をせよ!~立ちすくんだままの印刷業界よ、『局地戦で勝て!』」~をテーマに(株)せおんの越純一郎社長が講演する。
ソリューションセミナーは、各分野におけるソリューションを中心とした内容となっている。1時限は80分(インターバルは15分)で、23のセミナーを企画している。

 

座学は、当日のセミナー終了後、受講した講師と食事をしながらセミナーの内容を深める勉強の場。会場は1階「孔雀の間」で、午後5時50分から7時20分まで行う。
受講料は、基調講演、ソリューションセミナー3講座、座学がセットになった1日単位の通し券で6000円。主催者側では、組合員をはじめ、県内の印刷関連業者や一般・学生、中国地区の近隣工組などへの広報活動も行い、両日通じて1700人の聴講を見込んでいる。

 

セミナーに初めて参加する企業は、誠伸商事(株)、(株)ユニバーサルポスト、東京インキ(株)の3社。
セミナー協力企業はキヤノンマーケティング・ジャパン、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ、DICグラフィックス、リョービMHIグラフィックテクノロジー、合同印刷機材、小森コーポレーション、ハイデルベルグ・ジャパン、東京インキ、ムサシ中国支店、メディアテクノロジージャパン、コニカミノルタビジネスソリューションズ、トスバックシステムズ、富士ゼロックス、日宝綜合製本・広島日宝製本、モリサワ、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、リコージャパン、2015印刷産業夢メッセ企画グループ(順不同)。

 

併催される「印刷技術文化のあゆみ」コーナーでは、(株)モリサワの協力を得て、海外で発見された紀元前の印刷に関わる貴重な遺跡7点、木版画の技術を活かした「蘭花譜」を展示。夢メッセの前身である機材展の貴重なアルバムと古い印刷機のパネル展示。さらに15世紀半ばにドイツのヨハネス・グーテンベルグが発明した活版印刷術の中のもので、「42行聖書」も展示される。

 

喜瀬実行委員長は「昨年同様プロとしての印刷業界を理解していただくため、一般・学生の皆さまにも聴講いただくセミナーを予定している。将来にわたって印刷業界を担っていく若手経営者が文化を創る印刷、人の五感に訴える印刷、満足いただける情報伝達力などを中心にその魅力を一般・学生の皆様方に知っていただこうと『メディアユニバーサルデザイン(MUD)の展開と役割』『文字は語る色と画像にも表情がある』『想いをカタチにし“コト”を創っていく。とは?』の3つのセミナーを企画した」と語った。

 

 

【開催概要】

 

会期=10月23・24日▽開場時間=両日とも午前10時30分~午後7時20分(23日午前9時30分からオープニングセレモニーを挙行)▽会場=KKRホテル広島(広島市中区東白島19の65)▽主催=広島県印刷工業組合、中国印刷機材協議会▽協賛=広島県洋紙商連合会、広島県製本工業組合、中国グラフィックコミュニケーションズ工業組合、日本グラフィックサービス工業会広島県支部、中国地区印刷協議会(鳥取、島根、岡山、山口、広島各県印刷工業組合)

 
ソリューションセミナー時間割は次の通り。会場はAが1階「孔雀」、Bが1階「白鳥」、Cが2階「安芸」、Dが1階「末広」。
【10月23日(金)】
〈午後1時~2時20分〉
■A‐1‐1「印刷会社様のコストダウン決定版!~省資源で『結果』を出す!『利益』を出す!~」・富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)
■B‐1‐1「パッケージにみるカラーマーケティング戦略~戦後から現在までを映し出すカラーデザイン~」・DICグラフィックス(株)
■C‐1‐1「大災害を考える~東日本大震災の印刷機被災実態とその教訓~」・(株)小森コーポレーション
■D‐1‐1「耐久性のある高品位印刷の量産って・・・?~世界初SATシステムのご紹介~」・東レ(株)
〈午後2時35分~3時55分〉
■A‐1‐2「印刷技術の幅広い可能性とビジネス展開~印刷業界と工業製品業界の可能性を探る~」・リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)
■B‐1‐2「収益改善と営業拡大で業績アップ!~MIS活用方法と営業拡大ツールのご紹介~」・誠伸商事(株)
■C‐1‐2「ビジネス成功の鍵は『コトづくり』にあり!~夢は見るだけではなく実現できメッセ~」・ハイデルベルグ・ジャパン(株)
■D‐1‐2「印刷用紙7・9%削減~絵柄面測色の衝撃効果~色管理を絵柄面で行い印刷の経営を劇的改善~」・(株)ムサシ中国支店
〈午後4時10分~5時30分〉
■A‐1‐3「小さな会社こそ、高く売りなさい!!~小さな会社が、大きい会社、ネットサービスに勝つ方法~」・キヤノンマーケティングジャパン(株)
■B‐1‐3「朗報!!製本のトレンド気になりませんか?~PUR製本と新しい製本加工のご提案~」・日宝綜合製本(株)/広島日宝製本(株)
■C‐1‐3「印刷需要を創りだすための~ブランディング術~」・コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)
■D‐1‐3「これから印刷会社に求められる『コト』~お客様は『モノ』より『コト』を求めている!!」・(株)ユニバーサルポスト
【10月24日(土)】
〈午後1時~2時20分〉
■A‐2‐1「お客様に選ばれる印刷会社になっていますか?『お客様マイページ』でクライアントの『あったらいいな』を実現」・(株)メディアテクノロジージャパン
■B‐2‐1「国際観光都市広島でインバウンド対策~低コストでもできる!多言語情報発信の提案~」・(株)モリサワ
■C‐2‐1「オフセット印刷用ブランケットの最新動向~最新UV、輪転向けブランケットをご紹介~」・東京インキ(株)
■D‐2‐1「メディアユニバーサルデザイン(MUD)の展開と役割~MUDの導入で誰もがわかりやすく優しい社会づくりを目指して~」・2015印刷産業夢メッセ企画グループ
〈午後2時35分~3時55分〉
■A‐2‐2「いまさら聞けない『通販』の基礎!~仕組みを理解し『提案営業』につなげます~」・富士ゼロックス(株)
■B‐2‐2「顧客満足度と営業力アップ~CRMを用いた顧客満足度と営業管理の強化~」・(株)トスバックシステムズ
■C‐2‐2「印刷営業必見顧客提案型ITソリューション~デジタルデータ活用から始まる付加価値提案~」・(株)ビジュアル・プロセッシング・ジャパン
■D‐2‐2「文字は語る 色と画像にも表情がある~豊かなコミュニケーションを目指して~」・2015印刷産業夢メッセ企画グループ
〈午後4時10分~午後5時30分〉
■B‐2‐3「『栃ナビ』!感動伝達サイト広
島上陸!!~ノウハウを全国に波及~」・合同印刷機材(株)
■C‐2‐3「仕事に役立つDTPアプリの徹底活用~Photoshopのお役立ち機能紹介~」・リコージャパン(株)中国事業本部/(株)カムロックシステムズ
■D‐2‐3「想いをカタチにし、『コト』を創っていく。とは?~印刷のやりがいって身近なところにある~」・2015印刷産業夢メッセ企画グループ

 

 

「コトづくり」へ 喜瀬清実行委員長

喜瀬清実行委員長

喜瀬清実行委員長

およそ10年間、業態変革推進から実践へと段階を踏み、事例を挙げつつ変革の道筋を考え、私達は「印刷道」という冊子で業界の方向性をまとめました。今、大切なことは「印刷道」が示すいろいろな道を通して「伝える力」を磨きつつも、それを実際に活かす自分の道を身近なところで探すことです。その活かす道探しの大切な方法のひとつが、「コトづくり」ではないでしょうか?
「お客様の思いの実現」に向け、お客様と一緒に考え、実現するプロセスを共有しましょう。このプロセスづくりこそが「コトづくり」です。「コトづくり」の中で、お客様が望むことを一緒に考えることが共有の価値を生み出す共同作業となり、自然に「伝える」という役割も任されるということです。地域おこしも同じです。地域おこしの告知チラシの受注を目指すのではなく、成功させるための知恵出しから始めることが大事です。
本年の夢メッセは、身近な場面でお客様のための「コトづくり」に取り組むためのヒントをメーカーベンダーさんと共に考えましょうというテーマになりました。
本年度は、「コトづくり」を意識したセミナーが展開されることを期待しています。「印刷道」で提唱されている6類型に照らし、自社の強みを想定した上で、セミナーを聴いてみてください。「コトづくり」のネタは、見つかると思います。
今年も業界の将来を担う若者が、自前のセミナーを開催します。将来への夢としての「コトづくり」の一端を話してくれるのではないかと思っています。また併設の座学においては、セミナー講師と膝つき合わせて、食事をしながらリラックスした雰囲気の中で、ざっくばらんな質問等を通し、セミナー内容について理解を深めていただきたいという主旨に近づけられるよう工夫しようと考えております。夢メッセが、皆様にとって、自社の強みの「伝える力」を活かす「コトづくり」の発見につながれば、この上ない喜びであります。

 

 

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