2015年10月13日

小松印刷㈱(高松市)の「会長、社長就任パーティ」が10月10日、高松市のJRホテルクレメント高松で開かれ、全国各地から集まった約380人の参会者が小松義彦新会長、小松秀敏新社長の就任を祝った。

 

あいさつする小松義彦会長

あいさつする小松義彦会長

就任パーティーは谷口明正総務部長代理の司会で進められ、はじめに小松新会長が要旨次のとおりあいさつした。
「一抹の寂しさも覚えるが、会社の若返りを図り、これからの厳しい時代を進んでいくのだと思うと喜ばなければならない。
変化の時代が押し寄せてくる中で、新社長は大変だろうと思うが、側面からあまりものをいわない会長となりたい。
2年前、2年後に70歳になるから、その時に退任しようと思うと話した。昨年、この1年で退任するから、いい花道を飾らせてくれとお願いした。今期、小松印刷と関連子会社が全社増収増益となった。最高のプレゼントをいただいた。
昭和42年に学校を卒業し、高等学校の体育の教員を3年間勤めた。それから小松印刷に入社した。学生時代はあまり勉強せずに柔道に打ち込んできた。それだけに経営者としてやっていけるか不安がいっぱいだった。入社して45年、社長になって26年経過した。当初は社員数も少なく15人ほどだった。頑張り甲斐もあった。工場にも入る、運転手もした。いろいろなことを経験した。
設備に対する意欲はもっていた方なので、銀行に出向いて借金をするなど、多くの方にお世話になった。
小企業のときから将来に対する夢は大きくもとう。それに向かって進んでいこうと夢を45年間追いかけた。私の印刷人生は有意義であったと考えている。
1991年以後、業界の売上が下がり始めたころ――実態は単価が下がり始めたということだろうと思うが、業界リーダーの間ではしばらく設備投資はやめようという動きがあった。同業他社の空いている機械を使わせてもらおうという考え方も一部にあった。次にはいまのままでは印刷業はダメになるから業態変革し、新しいことに取り組む、得意分野を伸ばす、営業の範囲を広げる、そいうこともよくいわれた。
しかし、小松印刷は設備増強し、業容拡大に走ろうと、東京に営業所を作り、工場買収を行った。4カ所の工場を買収し、M&Aで3つの会社を買収した。大人数の組織になった。
その中で活躍してくれたのが新社長の小松秀敏であった。
新社長がどういう戦略でいくか、これまでの延長線上でいくだろうが、いつ、どう考え方を変えてもいいと思っている。新社長に対する期待感は大きい。これからの厳しい時代をどうやっていくのか考えてやっていきなさいと話している。
極力ものをいわない、文句をいわないそんな会長になりたい」

 

あいさつする小松秀敏社長

あいさつする小松秀敏社長

次いで小松新社長は要旨つぎのとおり述べた。

「小松印刷の3代目社長になる。昭和46年生まれの44歳である。
大学卒業までの22年間、両親が小松印刷で働いたおかげで生活をさせてもらい、卒業後、平成6年に小松印刷に戻った。小松印刷の給料でしか生活したことがない。一度もよその飯を食べたことがない。私自身が小松印刷になっているのではないかと思う。社長になった以上、小松印刷に恩返しをしたい。
平成6年4月1日に小松印刷に入社し、翌年、23歳で工場長という大きな仕事をもらった。印刷機も加工機も回したことがなかったが、皆様の協力のお陰でやってこれた。当時、いっしょに仕事をしていた方々で役員になった方もある。これまでに積んできた経験を経営に活かしたい。
小松会長からは3つのことを教わった。
1つ目。『いってきます』と出かければ、たいていは『いってらっしゃい。気をつけて』というだろうが、父は『転んだら、起きろよ』といっていた。転んだままではいけない。
2つ目。苦労は買ってでもしろというが、そんなものは買うなと教わった。苦労は歩いていても、息をしていても来る。来た苦労から逃げたらいけない。そこを乗り越えることを考えろと教わった。
3つ目は兄弟仲よくすること。今年は恒例の『松友会』はないが、小松兄弟の大表彰式は来年に持ち越して実施する。
小松印刷のスローガンは『いつも未来にチャレンジ』だ。しっかりチャレンジすることを忘れず、社長として率先垂範、先頭に立っていく。
私の一番好きなことばは『自助』である。天は自ら助くるものを助くという。自分が努力し、先頭を切っていくのでご協力のほどお願いする」

 

就任あいさつに次いで小松会長、小松社長、小松照弘副社長に花束を贈呈した。

 

中国銀行・泉相談役の音頭で乾杯した

中国銀行・泉相談役の音頭で乾杯した

社業の発展と参会者の健勝・発展を祈念し、中国銀行相談役・泉史博、小森コーポレーション会長・小森善治、四国紙販売社長・井川高幸、SCREENホールディングス会長・石田明、東洋インキSCホールディングス会長・佐久間國雄、DICグラフィックス会長・川村喜久、大王製紙専務・岡崎邦弘、王子製紙取締役・船田高男、カミ商事副社長・井川英明、丸住製紙取締役・今井富茂、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ会長・吉田整、東京インキ社長・大橋淳男、百十四銀行常務・香川亮平、サカタインクス社長・森田耕太郎、愛媛新聞社社長・土井英雄の各氏により鏡開きを行い、中国銀行・泉相談役の「『いつも未来にチャレンジ』し、よくここまで大きくなった。小松新会長に大いなるリスペクトを、小松新社長に力強いエールを皆さんと送りたい」との発声で乾杯した。

 

 

小松印刷は1952(昭和27)年8月創業。55(同30)年8月組織変更し「有限会社小松印刷所」として発足。76(同51)年11月株式会社に組織変更。85(同60)年11月大阪支店開設。89(平成元)年8月小松義彦社長就任。91(同3)年5月社名を「小松印刷株式会社」に変更。2000(同12)年2月東京支店開設。07(同19)年9月㈱ソーゴー(愛知県)の全株式を取得し子会社に。12(同24)年3月大村印刷㈱(山口県)の株式を取得し子会社に。14(同26)年2月ワタナベメディアプロダクツ㈱(千葉県)の株式を取得し子会社に。15(同27)年7月6日の取締役会で小松義彦会長、小松秀敏社長就任。
資本金9000万円、従業員数530人(グループ計1100人)。

 

 

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