2015年10月05日

JV3D

「JETVarnish 3D」

コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)(和田幹二社長)は8月20日、同社本社で記者発表会を開き、仏MGI社製B2判デジタルスポットUVコーター「JETVarnish 3D」を、インライン箔押しオプション「iFOIL」とともに、国内で初めて島津印刷(株)(本社・新潟県新発田市、島津延明社長)に納入することを発表した。

 

島津印刷は、同製品で印刷した商品をブランド化し、新たな付加価値を創出するものとして訴求する予定。また、コニカミノルタビジネスソリューションズと同社は合同プロジェクトチームを立ち上げ、市場創出を推進していく。同システムは10月納入予定。
導入にあたって島津印刷は、(1)豊かな3D表現による印刷価値の向上(2)営業力強化に有効‐‐などの点を評価し導入を決めた。

 

 

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島津社長

発表会の席上、島津社長は次のようにあいさつした。
「導入に当たってはここ数カ月いろいろなテストや市場調査をさせていただき、私どもが持っている技術が果たしてこの機械を通じて顧客に対応できるかどうか検証した上での導入となった。

島津印刷という会社は島津ホールディングスという会社を今年1月に立ち上げ、現在5社の印刷グループとなっている。その5社それぞれが特徴を持っている会社である。島津印刷は地域に密着した会社であるが、印刷業の今後を考えるに当たって、この設備をしたことによりまた広がりがあると思っている。

ご存知のように、ここ25年はIT技術とか、デジタル技術がこの業界の簡易性や効率性などを強く促進してきた時代であり、一方でこの簡易性、効率性がわれわれの培ってきた専門性というものを奪い去って行った時代だと思う。したがって多くの職人の職を奪ってきた。しかしこれは致し方ないことだろうと思っている。

印刷と言っても商業印刷から出版印刷、パッケージ、金属などに印刷する特殊印刷といろいろあるわけだが、私たち島津印刷が行ってきたものは商業印刷であり、この商業印刷や出版印刷は、物を伝えていくといった印刷の役割というものは、正直言って終焉を迎えつつあると思う。

しかしながら、簡易性、効率性というものは、私たちの専門性を超えていくことができると思っている。具体的に言うとそれまで商業印刷業者がパッケージ印刷や特殊印刷に進出していくことはほぼ不可能であった。その逆も不可能であったので、お互いがそれぞれの土俵で戦っていた。しかし、今のデジタル化技術がその垣根を越え始めている。われわれも逸早くこの垣根を越えていかなければ、印刷業に未来はないと考えている。そのためには逸早くそういった分野に着手して、顧客に応えられる技術を身につけたい。

まだまだ印刷業の発展はあると思う。ただし一方では印刷業社の数は減っている。本当に力のある印刷業者となるためには新しい技術にチャレンジして行かねばならないと、今回の設備投資となった。これからも、力を貸していただきたい」
島津印刷が導入したJETVarnish 3D/iFOILは、インクジェット技術を用いたスポットUVコート・3DスポットUVコートおよびエンボス箔押しのための完全デジタルソリューションで、高価な中間材料を使用しないため極小部数から印刷物の表面加工が可能となり、これまで国内では不可能だったコートおよび箔の立体表現が可能になる。導入の効果としては、販促力のアップや印刷業における差別化ツールとして活用できる。
今後の展開計画では、10月までに「JETVarnish 3D」を使用した印刷表現技法を商品化し、10月に島津印刷に納入される。

 

 

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