2015年10月10日

すっかり凋落してしまったボクシング人気。それでもタイトルマッチともなると放送がある。日曜日、たまたまテレビをつけたら、学生時代をしる井岡一翔の世界戦があるとのこと。そのままテレビの前に陣取った。井岡は巧みな運びで初防衛に成功した。

 
▼翌日、勝利を反芻しようと、あるスポーツ紙を手にしたら、1面にボクシングが載っていない。F1日本GPがカラーで“表紙”を彩る。井岡のWBA世界フライ級タイトルマッチ、ロベルト・ドミンゴ・ソーサ戦の記事は8面にあった。モノクロページだ。先駆けて行われた高山勝成のIBF世界ミニマム級タイトルマッチ原隆二戦に至っては影も形もない。そんなものかと落胆していていたら、高山は最終面をカラーで飾っていた。

 

▼ある業界団体の式典プログラムが横組みでありながら、右ページが偶数、左が奇数になっていた。項目の順番を示しているのだと割り切ればどちらでも構わないようなものだが、最後までめくってみると、やはりノンブルとしての数字のようだった。どうも釈然としない。

 
▼チャンピオンは赤コーナー、挑戦者は青コーナー。歌舞伎の赤の隈取はヒーロー、青はヒール。冊子のノンブルは、縦組みなら左、横組みなら右が奇数。折り丁をおいて表が奇数、めくった裏が偶数。これが通り相場だ。式典は成功だったらしいが、クライアントにも配布する冊子のノンブルが怪しげでは、文化をうたってもむなしい。紺屋の白袴をしゃれたわけでもないだろう。
 

(風) 2015.10.05

 
 

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