2015年09月18日

drupa2016では、さまざまなイノベーションが揃うdrupa innovation park(dip)が7.0号館に設けられる。
6つのテーマで約130の出展者が、ワークフロープロセス、自動化、最新印刷技術のイノベーションを披露する。世界で初めて、成功している事業とマーケティングコンセプトに特化したスペースが用意される。dipは、イノベーションと、独創的な印刷物や技術を、便利でコンパクトな形にしてすぐに販売できるアプリケーションが見つけられる、独自の利点を提供する。提示されるソリューションはプレゼンテーション、パネルディスカッション、dip檀上でのインタビューなどにより、わかりやすく発信される。

 

印刷業界におけるカギとなるテーマは、プロセスの最適化と自動化である。これらは、dipで再び提携するパートナーCIP4においても、中心となるテーマである。
CIP4の広報担当、ジュリー・ワトソン氏は「自動化と最適化は、最新のトピックスであるだけでなく、印刷サービスを提供するプロバイダが、今日の印刷市場で生き残るために達成すべき必須の目標でもある」「JDFとは業界の印刷業務定義規格(Job Definition Format)のことで、ソフトウェアとハードウェアのベンダーで構成されるマルチベンダー環境の自動化にも対応できる。ぜひdrupa innovation parkを訪ね、JDFが時間や消耗品の節約に役立ち、最終的には利益の最大化に貢献することを、自身の目で確かめていただきたい」と話す。

 

クラウドインテグレーションとの関連性から、印刷業界は徐々にそのセキュリティ面にも興味を抱くようになっている。それにはスマートソリューションが必要である。エッセンを拠点とするi1BOXや、プロセス最適化&自動化エリアの出展者が提供するようなソリューションである。メンテナンス不要の小型サーバーを顧客の事業所内に置けば、これが最先端のシステムコンセプトを提供するとともに、すぐに使えるよう設定できる、データおよび業務管理、CRM、eメール、グループウェア、ファイル共有、資産管理などの、多数のアプリケーション向けプラットフォームとしても機能する。
i1BOXのマネジングディレクター、ローランド・オルリク氏は「われわれにとっては、エンドユーザーが自身のリソースを割くことなく、初日からユーザーが必要とする機能やプログラムを利用できる、プロフェッショナルなサーバーコンセプトを開発することが重要であった」と話す。
エッゲンシュタインを拠点とするObility社のUSPは、調達手続きを簡素化するものである。オンラインベースのシステムにより、プリントサービスプロバイダとその顧客の両方が、印刷、ウェブ、IT技術を共有することで、それぞれの社内の業務手続きを簡略化することができる。
同社のマネジングディレクターであるフランク・シーゲル氏は「弊社が、2016年もdipのイノベーションの心臓部に貢献することができ、うれしく思っている」と述べている。
これはweb-to-media&eコマースが対象とする領域のひとつの側面にすぎない。このエリアでは他にも、web-to-publish、あるいはweb-to-print、eコマース&ショッププラットフォーム、クラウドパブリッシング、デザイン・印刷向けのウェブエディタ、HTML5などに注力している。

 

印刷技術におけるイノベーションにおいては、最新の印刷・加工、機能性印刷、プリンテッドエレクトロニクス、3D印刷向けアプリケーション、およびプロトタイピング、視覚化、ワークフロー向けソリューションにおける、主要な技術についての発表がなされる。このエリアに出展する企業のひとつが、レーザーペーパー加工、150mmの厚さまでの対象物へのUVダイレクト印刷、3D印刷を専門とするmodico社である。
革新的な印刷製品といえば、最初に思い浮かぶのはレンチキュラー印刷である。これは独自の加工技術を使い、画像が動くように見える錯覚を与える印刷だ。この分野の先駆者であり、世界的に有名なDPレンチキュラー社(www.dplenticular.com)が、dipで再び展示を行う予定である。
このアイルランド企業の創設者兼マネジングディレクターであるダニエル・ピエレット氏は『drupa innovation parkはわれわれにとって、革新的な印刷技術を発表し、新たな対象参加者に届けることができる最高の機会だ」と述べている。
レンチキュラー賞の授与式は6月2日の17時に予定されている。

 

dipのその他のテーマは次のとおり。
マルチチャネルパブリッシング&マーケティングソリューション:このエリアは、クロスメディアのコンテンツ・資産管理、ウェブとアプリのパブリッシング、データベースパブリッシング、マーケティングとブランド管理のソリューションなどを対象としている。
印刷における付加価値:ここでは、加工、今後の開発、印刷製品の先進的付加価値が焦点となる。これには革新的基盤、新たな加工方法、パッケージング、ラベル印刷、ディスプレイ、グリーン印刷、セキュリティの確保された印刷などが含まれる。
ビジネスモデル:技術の変化に伴い、新たなビジネスコンセプトやビジネスモデルが果たす役割さらに重要性を増している。これらは戦略的協業やマーケティングプラットフォームである。

 

 

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