2015年09月12日

共同印刷は、上村松園画伯の生誕140周年記念として、「初秋(しょしゅう)」(古川美術館所蔵)の高級美術複製画を限定200部のエディションで制作、販売する。

 

「初秋」は、太平洋戦争が激しさを増しはじめた1943年頃に描かれた。しかし作品は、京都に暮らした松園ならではの「はんなり」とした空気に満ちている。
鮮やかに浮かび上がる袂の文様が印象的な着物の赤とモダンな縞柄帯の青の対比、結い上げた髷(まげ)と生え際の美しさなど、細部にいたるまでの繊細な描写に、松園の技の冴えが堪能できる。風に揺れる白萩の露に着物の袖を翻した一瞬の佇まいに、女性のしなやかさ、凛とした強さが感じられる。どんな時も理想を追求し、<真・善・美の極致に達した美人画>をめざした松園ならではの清澄な世界が手元で楽しめる。
額装は金泥加工をした特注の木製額で、軸装は特織の生地による三段表装で仕上げた。

 

本体価格(額/軸共通)12万円(税別)。額軸合計200部限定。「彩美版」、シルクスクリーン手刷り。監修は日本画家の上村淳之。
同社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付。スマートフォンなどで、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることが判定できる。

 

上村松園(うえむら・しょうえん1875~1949)は、京都市生まれ。1887年、京都府画学校入学。鈴木松年の指導を受ける。93年、幸野楳嶺門に師事する。95年、幸野楳嶺が没し、竹内栖鳳に師事。1902年、長男信太郎(後の松篁)が誕生。33年、孫の淳(淳之)が誕生。35年、帝展参与となる。41年、帝国芸術院会員となる。44年、帝室技芸員となる。48年、女性初の文化勲章を受章。享年74歳。

 

 

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