2015年09月09日

大日本印刷は、各種有機化合物から発生する不快な臭気を持つガス(アウトガス)のうち、アルデヒド系やケトン系の臭気を吸着する「DNPにおい吸着包材(アルデヒド・ケトン用)」を開発した。医薬品や医療器具、産業資材、化学薬品などの包材向けに9月に量産を開始する。

 

アルデヒドやケトンなどの有機化合物を含む医薬品は、製造後の時間経過とともにアウトガスを放出するため、服薬時にパッケージ内に充満した臭いが患者に不快感を与えることがあった。また、医療器具のメスや作業着を袋に入れて電子線などで滅菌処理すると、電子線に照射された袋が、臭気成分を発生させることがあった。

この課題に対してDNPは、特定の臭いのアウトガスだけを吸着する材料をフィルムに添加することにより、不快な臭いを吸着する包材を開発した。

 

【DNPにおい吸着包材(アルデヒド・ケトン用)の特徴】

・特定の臭いを吸着する材料をフィルムに添加した包材です。医薬品を包装してから24時間後には、臭いの成分となるアウトガスがほぼ100%フィルムに吸着され、無臭状態になる。これによりパッケージ開封時の臭いによる不快感を軽減できる。

・一度吸着した臭気成分は、再放出されないため、継続的に効果を得ることができる。

・パッケージ内に消臭剤の小袋を入れる必要がないため、消臭剤の誤飲の恐れがない。

・アルデヒド系やケトン系の臭気のほか、滅菌処理臭や樹脂分解臭などの吸着にも効果がある。

 

 

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