2015年08月25日

 東レ㈱は8月21日、同社会議室で記者会見し、IGAS2015での出展概要を発表するとともに、UV印刷対応CTPサーマルプレート「東レ水なし平版 TAC-GU8」を新開発し、同日から販売開始することを明かした。

 

松本部長

松本部長

 会見の冒頭、あいさつに立った同社印写システム販売部の松本俊光部長は「この“東レ水なし平版 TAC-GU8”は、印刷業界でとても早いペースで導入が進んでいる各種UV乾燥方式のオフセット印刷機をターゲットにして、高品質かつ低コストを実現する印刷方式として、印刷品質と生産性の向上に貢献するべく開発した。まずは国内のUV印刷分野で10~15%のシェアを占めることを目標とする」と述べた。

 

 水なしUV印刷では油性インキを使った水なし印刷に比べて版面温度条件の適正幅が狭く、その範囲を外れると印刷物に地汚れが発生するなど、シビアな温度管理が求められる。

 今回新開発された「東レ水なし平版 TAC-GU8」では同社独自のナノ構造制御技術を駆使して、UV印刷における版面温度の条件を高温側に3℃分拡大させている。

 水あり印刷ではUV印刷時はプレートの耐刷力が落ちる傾向にあるが、この製品の耐刷性は従来製品並の10万枚。

 

 

 IGAS2015の同社ブースでは、㈱桜井グラフィックシステムズ製の菊半裁4色機「オリバー466SD」を使い、「東レ水なし平版 TAC-GU8」を用いた水なしLED-UV印刷の実演を行う。

 また、老朽化した印刷機を水なし印刷仕様にオーバーホールを施して復活させるリノベーション、水なしUV印刷、高付加価値印刷などの採用事例を紹介。

 さらに、水なし印刷を通じて環境保全、事業発展、情報交換を図ることを目的とした活動を行っている一般社団法人日本WPA(=日本水なし印刷協会)との共同ブースとなっており、同会が業界に先駆けて取り組んでいる「CFP(カーボンフットプリント)システム認証」や「水なしカーボンオフセット事業」の実績なども紹介する。

 

 

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