2015年08月07日

 凸版印刷が8月7日発表した平成28年3月期第1四半期決算短信によると、当期の売上高は前年同期比0・7%増の3547億円となった。営業利益は219.9%増の35億円、経常利益は128・9%増の77億円となった。純利益は82・6%増の41億円となった。

 

 情報コミュニケーション事業分野の売上高は前年同期比2・3%増の2150億円、営業利益は37・0%増の70億円となった。
セキュア関連ではBPOが増加し、全体として前年を上回った。
 ビジネスフォーム関連では、ビジネスフォームは電子化に伴う需要量の減少や配送伝票の簡素化に伴う単価ダウンなどで前年を下回った。データ・プリント・サービスは自治体や金融機関からのBPO受託の堅調な増加などにより前年を上回った。
 マーケティング関連では、チラシ、パンフレット・カタログは減少したもののSP関連ツールやキャンペーン事務局などの業務受託ビジネスが順調に推移し、全体として前年を上回った。電子チラシサイト「Shufoo!」(シュフー)は、売上やチラシ閲覧数などは順調に拡大している。完全子会社化したマピオンなどとサービス開発で連携することによりさらなる事業拡大を目指す。
 コンテンツ関連では、出版市場が依然として縮小するなか、雑誌・書籍とも前年を下回った。

 

 生活・産業事業分野の売上高は前年同期比0・7%減の1006億円、営業利益は4・3%増の24億円となった。
 パッケージ関連では、紙器は減少したものの、軟包装材や環境配慮型製品である紙製飲料缶「カートカン」は増加した。透明バリアフィルム「GLフィルム」を活用した各種包材の採用が拡大した。そのひとつである電子レンジ専用チャック付パウチ「スマデリバッグ」は第39回木下賞を受けた。
 高機能・エネルギー関連では、リチウムイオン二次電池関連部材は大幅に増加した。
 建装材関連では、欧米向けは堅調に推移したが、国内向けは前年を下回った。新製品の高意匠化粧コート紙は、2015 Interzum Awardを受賞した。

 

 エレクトロニクス事業分野の売上高は前年同期比2・0%減の455億円、営業利益は9億円(前年同期は営業損失1億円)となった。
 ディスプレイ関連では、カラーフィルタは国内の大型液晶パネル市場の低迷や中小型液晶パネルの生産調整の影響を受け、前年を下回った。
 半導体関連では、フォトマスクは半導体市場が堅調に推移するなか、海外の先端品拡販に努め、前年を上回った。高密度半導体パッケージは基板のFC-BGA基板は、海外向けが減少し、前年を下回った。

 

 

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