2015年08月08日

 出版科学研究所の調べによると、2015年の上半期出版物(書籍・雑誌合計)の販売金額は前年同期比4・3%減の7913億円となった。

 スマートフォンなどに読書の時間を奪われてしまったこと、昨年4月以降からの消費税増税を含む出版物販売価格に対する抵抗感が需要に影響を及ぼしていると見られる。

 

 販売金額の内訳は、書籍が同2・3%減の4000億円、雑誌が同6・2%減の3913億円。販売部数は書籍が同3・7%減の3億3204万冊、雑誌は同8・6%減の7億3983万冊となり、雑誌の落ち込み幅が拡大した。

 

 書籍は児童書や学術参考書などが比較的堅調、文芸書もお笑い芸人・又吉直樹の『火花』などのヒットで盛り返しつつあったが、文庫本が振るわなかった。ビジネス書は『21世紀の資本』が大ヒットし、ピケティブームが起こり、自己啓発書も漫画版など女性に好調だった。

 

 雑誌は月刊誌の定期誌が例年より落ち幅は小さかったが、定期誌離れの傾向は止まらない。また、週刊の漫画雑誌が不調である。

 
 

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