2015年08月01日

テレビや新聞、雑誌を見て気になった商品情報をWebサイトで調べる消費者が88.3%、店頭で気になった商品をパソコンやスマホで調べる消費者が52.3%、Webサイトが期待に応えていない場合に商品の購入や情報収集を中断してしまう消費者が62.6%である。認知、検討、購入判断のそれぞれの場面においてデジタルメディアが消費者の購買行動に及ぼす影響が大きい――。
アドビ・システムズ(佐分利ユージン社長)が実施した、企業のWebサイトなどのデジタルメディアが消費者の購買行動にどのような影響を与えているかに関する調査「Adobe Marketing Discovery:消費者行動調査2014」で、企業のWebサイトなどデジタルメディアが消費者の購買行動に及ぼす影響が大きいことが明らかになっている。
同調査は、現代の消費者が新商品やサービスをどのように認知し、その後どのように検討し、購入判断をしているのかという行動変化に着目し、アドビが日経BPコンサルティングに委託し、国内の一般消費者1,000人を対象にして2014年10月に実施したもの。

商品認知のきっかけとして影響力を増すデジタルメディア テレビ、新聞、雑誌の影響力は減少傾向

 

消費者に商品認知のきっかけとなっているメディアを複数回答で尋ねると、「テレビ」という回答が80.5%だった反面、デジタルメディアである「ニュースサイト/ポータルサイト」(41.9%)、「企業のWebサイト」(31.3%)、「ソーシャルメディア」(28.4%)も大きな影響力を持っている。
5年前と比較した場合の各メディアの影響力の増減を尋ねたところ、各メディアの増減DI値(5年前に比べて「増加」と答えた回答者比率(%)から「減少」と答えた回答者比率を引いた値)は、「ニュースサイト/ポータルサイト」が+29.1、「ソーシャルメディア」が+24.6、「企業のWebサイト」が+17.0とそれぞれ増加しているのに対し、「テレビ」が-5.9、「新聞」が-20.8、「雑誌」が-22.8など、従来メディアはいずれも減少傾向となった。

 

商品情報をサイトで調べる消費者が88.3% 店頭の気になる商品はパソコン・スマホで調べる消費者が52.3%

 

商品認知後の消費者とデジタルメディアの関係では、「テレビ/新聞/雑誌を見て気になった商品の最新情報をWebサイトで調べることがどの程度あるか」と尋ねたところ、88.3%の消費者がWebサイトで調べると回答した。

テレビ・新聞・雑誌などによる消費者への認知だけでは不十分で、情報収集しようとする消費者の期待にWebサイトで応えることが極めて重要になっている。
実店舗とデジタルメディアの関係を調べるため、「店頭で気になった商品について知りたい場合、あなたはどの行動をとることが多いですか」と尋ねたところ、52.3%がWebで調べると回答した。
店舗経営者は、店舗とWebとの関係を踏まえ、店頭とデジタルメディアを連動させた展開を行わなければ、販売機会を逸してしまう可能性があることを示している。

 

消費者の期待に応えないサイトでは62.6%の消費者が商品購入や情報収集を中断

 

Webサイトの体験と購買の関係性では、Webサイトが消費者の期待に応えていない場合、購買行動にどのような影響を与えるか尋ねたところ、62.6%が商品購入または情報収集のいずれかを中断する、という結果となった。
Webサイトの体験が適切でないと、商品・サービスの販売機会を逸してしまう、という大きなリスク要因になる。

 

「Adobe Marketing Discovery」は、「消費者の購買行動におけるデジタルメディアの役割を把握する」を目的に実施された。調査手法はWebアンケート。調査対象は消費者。有効回答数1000件(29歳以下男女250人、30代男女250人、40代男女250人、50歳以上男女250人)。調査期間2014年10月21日~24日。

 

 

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