2023年10月20日

旭化成㈱とその子会社であるアサヒフォトプロダクツは、11月に中国・上海で開催される3大イベント(第9回All in Print China2023、CI Flexo年次総会、第6回中国国際輸入博覧会)に、最新の持続可能なフレキソ印刷樹脂版ソリューションを出展する。

 

AWP-LOOPシステム

AWP-LOOPシステム

これらのイベントでは、AWP樹脂版洗浄システムで使用する最新のAWP-LOOP廃水リサイクルユニットを披露する。

このユニットの特徴は、Microzaブランドのろ過技術を採用しているところ。

これは、旭化成独自の中空糸膜分離技術であり、最新の水処理機能を提供することはもちろん、産業プロセスにおいて幅広く使用されている。

現在のLOOPは廃水を70%リサイクル可能だが、最新洗浄システムを使用した場合、従来の工業用洗剤の代わりに食器用洗剤を使用し、さらに改良されたブラシを使用すると、最大85%のリサイクルが可能になると見込まれる。

標準的な1日10時間の樹脂版洗浄作業において最大40平方㍍の洗浄が可能。

また2025年にはAWP-LOOPを水道水で使用できるように開発が進められており、洗剤の使用は完全に不要になる。

 

旭化成テクニカルサポートプロフェッショナルの鈴木優稔氏は「製版会社の大半は、今でも溶剤洗浄製版技術を使い続けており、環境改善が求められている。現在、製造業者の多くが環境に配慮し、より働きやすい環境を構築するための、バランスのとれたソリューションを望んでいる。これは、旭化成が50年以上取り組んできた目標でもある。我々はこれからも、新たな、より地球環境にやさしいソリューションの提供に取り組んでいく。我々は、Solvent ZEROを実現するまでのストーリーを語り、その未来に到達するまでの明確なロードマップを提示することを目標としている」と語っている。

 

また、まだ溶剤を継続して使用しなければならない企業を対象に、Solvent ZEROへのロードマップも説明する。

このロードマップを参考にすると、カーボンフットプリントの削減という従業員にとっても顧客にとっても、また市場で競争においても重要な目標へとたどり着くことができる。ロードマップの内容は次のとおり。

▽CleanPrint技術の採用によりすぐれた印刷品質を実現する、旭化成のAFPなどの溶剤洗浄樹脂版から、AFP-R樹脂版へ切り替え。この溶剤洗浄樹脂版は、溶剤の使用量を約25%削減し、既存の版洗浄機を使用して樹脂版の乾燥時間を50%以上短縮できる。これにより、フレキソ製版会社は追加投資をしなくてもその日からカーボンフットプリントの改善が可能となる。

▽その後、旭化成のAWP CleanPrint水現像樹脂版に切り替えることで、溶剤洗浄製版は完全に消滅する。AWP-LOOP廃水リサイクルユニットが、製版プロセスのサステナビリティをさらに向上する。この水現像樹脂版は膨張が少なく、すぐれた印刷品質を実現する。

 

鈴木氏は「ESKO社会およびKongsberg社と共同開発した完全自動製版システムのCrystalCleanConnectについても説明する。これは、すでに中国の会社が何台かを導入しており、品質と生産性の面で期待を上回る成果をあげている。最初に生版をセットするだけで製版された印刷用樹脂版を全自動で仕上げ、製版工程を12工程から1工程に減らす高水準のオートメーションにより、オペレーターの介入時間の短縮と製版工程におけるミスの発生率低下を両立し、結果的により効率的かつ正確な製版が可能になる」と話している。

 

 

 

 

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