2023年10月15日

植木悠二著・古川渉一監修『ChatGPT API×Excel VBA 自動化仕事術(できるビジネス)』(インプレス刊)は、ChatGPT APIとExcel VBAを連携させて業務を自動化する手法を指南してくれる。ChatGPT APIの基本を理解し、実践的なテクニックを身に付けることができる。
監修の古川が取締役 CTO (最高技術責任者)を務めるデジタルレシピは「AIと共に生きる未来をつくる」をビジョンに掲げ、人工知能の社会実装を実現するAI事業創造に取り組むスタートアップ。
 
811-ixL7X8L._AC_UY218_
 

▼同書は「ChatGPTの基礎と事前準備」「Excel VBAとChatGPT APIの連携」「ChatGPTをExcelと組み合わせる基本テクニック」「ChatGPT業務適用の実践的テクニック」の4部構成。
Excel上で動作する対話型アシスタントツールの作成▽アンケート回答一覧から重要なキーワードと聴講者の要望を一括で抽出▽問い合わせを分類し、内容に応じて商品在庫の確認などを自動化▽1つの製品を元に、その競合製品を比較した表を自動生成▽複数のWebページの情報を要約してワークシートに転記▽マニュアルの内容など事実に基づいたQ&Aやコンテンツの作成まで解説している。
 

▼2022年11月「ChatGPT」のリリース以降、ChatGPT APIを利用した多くの業務改善方法、新サービスが開発された。既存の作業方法やサービスに対してChatGPTの機能を交えることで効率化やスピード向上が実現し、作業者・利用者の生産性向上が進んでいる。
大手企業・地方自治体の導入の流れを見ると、AI技術が人びとの仕事や暮らしに急速に浸透している。
 

関連書籍の動きも活発だ。古川が執筆した『先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』は8万部を突破。7月には監修した『ChatGPT快速仕事術(できるビジネス)』も発刊された。
 

日々、さまざまなAI活用方法が見出され、仕事に活かすビジネスパーソンが増えている。一方、AI技術の浸透・普及が進む中で「二極化」が生じている。ICT市場調査・コンサルティングを行うMM総研が発表した「ビジネスでのChatGPT利用動向」では、ChatGPT利用率は日本7%、米国51%だった。利用目的は日米ともに「既存業務の効率化」が大半を占める 。日本では、AIを活用した業務効率化が求められているものの、まだ十分には普及していない。より身近な業務シーンにおける具体活用例や方法を発信していくことが求められている。
 

▼著者の植木は、高校卒業後に単身上京。バリスタの見習いをしながら独学でプログラミングを習得。その後金融業界に転身し、損害保険会社や銀行で各種DX案件をリード。現在はテクノロジー企業で金融機関向けのコンサルティングに従事。プライベートではUezo名義で活動し、RPAブームよりも前にExcel VBAによるスクレイピング技術の書籍を執筆するなど新手法の体系化が得意。近年はAIアシスタント等の開発に携わり、2022年にLINE API Expertに選出された。
 

監修の古川は、1992年生まれ。鹿児島県出身。東京大学工学部卒業。大学生向けイベント紹介サービス「facevent」を立ち上げ、延べ30万人の大学生に利用される。その後、Twitter管理ツール「SocialDog」など複数のスタートアップを経て2021年3月から現職。パワーポイントからWebサイトを作る「Slideflow」やGPT-3を活用したAIライティング「Catchy(キャッチー)」を立ち上げた。
 

(A5判256ページ、定価税込2,420円、ISBN:978-4-295-01768-4)

 


 


 


 
 

PAGE TOP