2023年10月11日

㈱T&K TOKA(本社・埼玉県入間郡三芳町、髙見沢昭裕社長)とビデオジェット・エックスライト㈱(本社・東京都江東区、南文輝社長)は10月3日、東京・江東の東京ビッグサイト会議棟で記者会見を開催し、リモートによる特練インキ注文システムを発表した。

 

このシステムは、これまでの新規特練インキの受注ではインキメーカーの営業担当者が色見本サンプルの引き取りなどで直接訪問をしていたものを、すべてリモートのやり取りだけで完結することができるもの。

具体的には、印刷会社の社内で発注したいものの色見本をビデオジェット・エックスライト製の分光測色計「eXact」を用いて測色をし、その測色結果がデータされたものをメールでT&K TOKAに送るだけ。

そのメール内容(配合算出のために必要な精度の高い、色の基礎データ)をもとに、T&K TOKAは調色、簡易印刷機での展色、色差の確認をした上でインキを製造して納品する。

これにより、色見本の受け取りなどで営業担当者が移動するための時間や、営業担当者がその時間を捻出できるまでの待ち時間が削減でき、すなわち発注から納品までの時間削減を図ることができる。

 

インキのΔEは2以下を基準としている。

このサービス対象範囲は日本国内で、開始時期は2024年1月から。

対象品目は油性・UVオフセット用インキとなる。

また、将来的にはUVフレキソインキでの展開も予定している。

 

T&K TOKAの中間常務(左)とエックスライトの南社長

T&K TOKAの中間常務(左)とエックスライトの南社長

会見の冒頭、あいさつに立ったT&K TOKAの中間和彦常務は「当社では全国の各拠点にインキの特練工場を構え、注文を受けたらすぐさま製造できる体制・仕組み作りを持っている。色の質についても、社内で認められたプロの社員を配置し、精度の高い製品となるように心掛けている。そのような中、印刷業界、では短納期化が進んでいるが、特練インキにおいてはとくにそれが進んでいると感じている。我々もできる限りの対応を心掛けてはいるが、どうしても色見本を社内に持ち帰る時間を埋めることはできなかった。そこで今回、ビデオジェット・エックスライト社かの分光測色計とインキフォーミュレーションを活用することにより、課題解決ができると考えている」と述べた。

また、ビデオジェット・エックスライトの南社長は「当社の分光測色計と調色のソフトウェアを使ってもらい、まったく新しいビジネスモデルを日本の市場に提供できることをうれしく思う。当社は1958年にアメリカで創業してカラーマネジメントのソリューションを提供しており、日本法人は2003年に設立されて今年で20年となる。偶然にも今回の発表と、当社にとっての新しい門出が重なった。当社は2012年からDANAHERという会社の傘下にいたが、このたびそこから独立して、エスコ社などと協業しながらVeraltoという名称で新規上場した。引き続き、エックスライトというブランドでビジネスを運営していくが、今回のT&K TOKAとともに発表したソリューションをはじめ、さらに日本でのカラーマネジメントの普及に尽くしていきたい」と語った。

 

 

 

 

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