TOPPAN㈱(本社・東京都文京区、齊藤昌典社長)は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(本部・東京都千代田区、壁谷武久代表理事)が運用している「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」を活用したCO2排出量算定システムとなる、パッケージ、建装材、出版・商業印刷物の「カーボンフットプリント包括算定システム」の認証取得にむけた取り組みを2022年10月に開始し、このたび完了した。
これにより第三者認証を得た内部検証体制で、個別の製品ごとに信頼性の高いCO2排出量を迅速に算定し提供できるようになった。
なお、同社のCO2排出量算定の取り組みについては、10月4日から6日に幕張メッセで開催される「第3回サステナブル マテリアル展(SUSMA)」のTOPPANブース(小間番号26-50)で展示される。
TOPPANグループは、2021年5月に公表した中期経営計画において、「DX(Digital Transformation)」と「SX(Sustainable Transformation)」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、持続可能な社会の実現と企業価値の向上をはかるとし、重点施策のひとつとして「環境」への取り組みを掲げ、脱炭素社会を実現する事業を推進している。
今回、認証を取得したCO2排出量算定システムのほかにも、今年5月から、パッケージのCO2排出量を自動算出するクラウド型システム「SmartLCA-CO2」のサービスも提供開始している。
「SmartLCA-CO2」は、ライフサイクルアセスメントに関する特別な知識がなくても、パッケージのカーボンフットプリントを算定できるクラウドサービス。
食品メーカーや日用品メーカー、医薬品メーカー、流通・小売などの製品開発の現場で、パッケージごとのカーボンフットプリントを把握し、脱炭素に向けた取り組みを進める指標として使用することができる。