2023年09月27日

日本製紙㈱(本社・東京都千代田区、野沢徹社長)は、シール・ラベルの使用済み剥離紙の資源循環を普及・促進する「一般社団法人ラベル循環協会:J-ECOL(Japan Earth Conscious Labeling Association)」に加盟した。

 

シール・ラベルは物に情報を加える手段のひとつとして、生活や企業の事業活動に欠かせない存在となっている。

しかし、ラベルの粘着部分を保護する用紙(剥離紙)は、使用後は不要となる一方で、構造上、製紙原料として使い難く、多くのものが資源として有効利用できていない。

循環型経済に移行する中、安価で便利なシール・ラベルを持続可能な社会でも使用していくために、資源の有効活用を推進し、環境負荷低減に寄与していく。

 

タイトルなしJ-ECOLでは、バリューチェーン(調達・製造・販売・回収)に関わるすべての企業が一体となった資源循環モデルの構築に向けて、企業の枠を超えた取り組みを行っていく。

具体的には、使用済み剥離紙の提供企業(ラベル使用企業)とリサイクル企業を仲介し、資源循環のサポートをする。

そのための分科会活動として普及分科会と技術分科会の設置を予定し、普及分科会では加盟企業とともに剥離紙の資源化を推進し、技術分科会では再生しやすい剥離紙の検討、剥離紙から取り出した再生パルプの利活用提案、そして将来的には、使用済み剥離紙を再び剥離紙に戻す水平リサイクルの検討を行っていく。

 

 

 

 

PAGE TOP