2023年09月01日

㈱トーハン(本社・東京都新宿区、近藤敏貴社長)と㈱Nebraska(本社・東京都千代田区)は、2023年3月から山下書店世田谷店でNebraskaが開発した無人営業化ソリューション「MUJIN書店」の実証実験を行ってきた。

その結果が順調に推移したことを受け、両社は「MUJIN書店」導入店舗拡大や新業態開発に向けて取り組みを継続することで一致し、8月31日に資本業務提携契約を締結した。

また、「MUJIN書店」をメディアライン曙橋店(東京都新宿区住吉町6の10)に導入することも決定した。

山下書店世田谷店に続く2店舗目となり、導入時期は2023年11月を予定。

店舗運営はいずれもトーハングループの㈱スーパーブックスが行う。

 

MUJIN書店の利用方法

MUJIN書店の利用方法

Nebraskaは「街から書店をなくしたくない」という志のもとに2021年に創立され、「MUJIN書店」を開発している。

トーハンは同社からソリューションの提案を受けて実証実験のための協働チームを立ち上げ、ともにシステムの店舗実装に取り組んできた。

書店業界の環境が年々厳しさを増し、街の書店に向けた新たな運営サポート施策の確立が急がれる状況にある中、両社のノウハウを持ち寄った「MUJIN書店」の本格的な事業化を加速するため資本業務提携の合意にいたり、トーハンがNebraskaに出資することを決めた。

 

山下書店世田谷店での「MUJIN書店」実証実験は、3月20日から7月31日にわたって行われ、営業形態としては有人営業が午前10時~午後7時/無人営業が午後7時~翌午前10時(導入以前は午前10時~午後9時の有人営業のみ)。

増収効果としては、売上前年比が全国実勢値(94.5%)を大幅に上回って(106.6%)推移。

増益効果としても、販売管理費が対前年同時期比で-7.9%、売上高対営業利益率も対前年同時期比で+4.2ptと、店舗収益に大きな改善効果がみられた。

さらに、防犯/セキュリティ面においても顕著な万引き被害増加は観測されず、また店内における事件・事故・迷惑行為などのインシデントの発生はなかった。

山下書店世田谷店は8月1日以降、「MUJIN書店」の正式運用へ移行済みで、営業形態は実験期間中と同様で継続している。

 

今後は、山下書店世田谷店、メディアライン曙橋店に続き、年度内に複数店舗への導入を予定。

トーハンとNebraskaは、これら先行導入店舗で得られた知見をもとに、引き続き「MUJIN書店」サービスモデルのブラッシュアップを進めていき、2024年度以降はトーハングループにとどまらず広く一般書店への導入提案を計画している。

 

 

 

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