全日本印刷工業組合連合会(=全印工連、滝澤光正会長)とNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会(浦久保康裕理事長)は8月18日から20日までの3日間、東京・港の東京都立産業貿易センター浜松町館で、メディアユニバーサルデザイン(MUD)をより広く知ってもらうことを目的とする「ユニバーサルデザインフェア」を開催する。
セミナーや展示コーナー、体験コーナーをとおして、色、文字、かたちで多くの人たちに情報を伝え、だれもがアクセスしやすい社会の構築を目指す。
全印工連では情報伝達の担い手として、約20年前からMUDに取り組んでいる。
またNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会は、2008年に設立され、今年で設立15周年を迎える。
今回の「伝えるためのユニバーサルデザインフェア~色・文字・かたちでみんなに分かりやすく」と銘打ったイベントは、この分野のさらなる深化を図るために、だれもにやさしく、そしてだれもがアクセスしやすい社会を目指し、展示、体験コーナー、セミナーにおいて最新の知識や技術を共有し、参加者が互いに学び合い、情報交換し、より深くMUDを知り、また広く中小印刷業界の技術力向上に資することを目的として開催する。
MUDを深める「セミナー」では、12本の特別セミナーを開講予定。
メインセミナーは8月18日の正午から午後1時まで行われる「世界一明るい視覚障がい者、成澤俊輔が見たSDGsとMUD」。成澤氏がこれからのMUDのあるべき姿、考え方や取り組みについて話をする。
MUDを見る・触れる「展示コーナー」では、メディアユニバーサルデザインとは? MUD事例の紹介、MUD認証各社の取り組み、関連団体展示、学術研究展示、行政・地方自治体の取り組み、MUD認証製品、コンペティション受賞作品の紹介を行う。
MUDを感じる「体験コーナー」では、「伝える、伝わる」をテーマに、体が不自由な人とのコミュニケーションの取り方を体験する。
ユニバーサル・デザインかるたや新しい点字の名刺作成体験など、夏休みの自由研究テーマにも使え、小学校低学年以上から参加できる。
【開催概要】
▽会場=東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区海岸1の7の1)
▽会期=8月18・19日 午前10時~午後5時、8月20日 午前10時~午後4時
▽入場料=無料、来場およびセミナー聴講は事前申込