キヤノンは１０月１７日から２０日までの４日間、東京・千代田の東京国際フォーラムホールＡと神奈川・横浜のパシフィコ横浜ノースで、「Ｃａｎｏｎ　ＥＸＰＯ２０２３」を開催する。

「Ｆｕｔｕｒｅ　Ｆｏｃｕｓｅｄ．Ａｌｗａｙｓ．～未来の可能性を、ひろげ続けよう～」をスローガンに掲げる今回のイベントでは、製品やサービスとそれを支える技術が実現する現在から未来の社会を紹介するとともに、パートナーとの共創を加速させる場として開催する。

同社は創業以来、多角化とグローバル化の基本戦略の下、つねに時代の先を読みながら変革を続けてきた。

その多角化を支えているのは多彩な基盤技術となる。

製品やサービスに投入して価値を創出している技術、開発や生産のプロセスで威力を発揮する技術、そしてそれらの技術を有機的に組み合わせることで新たな価値を生み出している。

「Ｃａｎｏｎ　ＥＸＰＯ」は、新製品や将来技術を展示し、キヤノングループの目指す方向性を示す場として、２０００年から定期的に開催しているもの。

５回目となる今回は、時代の要請やビジネス環境の変化に適応して事業ポートフォリオを大きく転換しつつある姿や、最新の製品やサービス、それを支える技術、社会へ貢献するソリューションを展示する。

さらに、ホリスティック（複合的）な開発環境から生まれるイノベーションの種を新領域へ展開するとともに、パートナーとの共創の可能性を示す。

【開催概要】

①基調講演「キヤノンが拓く未来　～イノベーションの飽くなき追求～」　キヤノン㈱　御手洗冨士夫代表取締役会長兼社長ＣＥＯ

会場：東京国際フォーラムホールＡ（東京都千代田区丸の内３の５の１）　１０月１７日　午後３時～４時

※基調講演は招待制

②展示会

▽日時＝１０月１８～２０日　午前１０時～午後６時（最終入場午後５時）　※１０月１８日は特別内覧会（招待制）となる

▽会場＝パシフィコ横浜ノース（神奈川県横浜市西区みなとみらい１の１の２）

※展示会は事前登録制（入場無料）。「Ｃａｎｏｎ　ＥＸＰＯ２０２３」オフィシャルサイトから事前に登録。また、会期中に展示会場内の会議室で２０を超えるセミナーも開催される。セミナーの詳細はオフィシャルサイトから。

【展示概要】

生まれ変わったキヤノンの姿、そしてこれからも変化し続ける姿を、４つのゾーンで紹介していく。

①コアコンピタンスの丘（製品展示）

キヤノンが長年培ってきた技術の粋を集めて、高い競争力を誇る最新の製品を、プリンティング、イメージング、メディカル、インダストリアルの４つの産業別グループごとにラインアップする。人々の暮らしや社会で活躍し続けるキヤノンの今を見ることができる。

②ソリューションの広場（ユースシーン展示）

４つの産業別グループから生まれた製品やサービスが実際の社会や暮らしでどのように役立っていくのかを、キヤノンが提供する価値を具体的な利活用シーンを通じて紹介する。キヤノンが描く、産業・社会・暮らしの在り方が見えてくる。

③ホリスティックの森（技術展示）

１本１本の木が集まって森を形成するように、コアとなるイメージング技術と製品を生み出す技術を相互に複合的に組み合わせる、キヤノン独自のホリスティックな開発環境を紹介する。ここから生まれた多彩な基盤技術の数々がキヤノンの根幹であり、進化の原動力となっている。

④シナジーの泉（新領域展示）

キヤノンの技術は４つの産業別グループの枠を超えて、新しい領域にも活用可能な高いポテンシャルを秘めている。シナジーの泉では、宇宙や先進医療の領域、キヤノンの多彩な技術を再編集した「テクノロジーサンプル」を紹介。より豊かな社会の実現に向けた新たな道が拡がっている。