2023年08月02日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は7月20・21日の両日、同社本社で菊全ワイド機「RMGT1060LXモデル(パッケージ機)」の内覧会を開催した。

この内覧会では、印刷準備時間の短縮、生産性の向上、PQS-D(I+C+R)によるインライン印刷品質管理、作業性の向上などを実現するさまざまな新技術・新機能を盛り込んだ最新のパッケージ機について、開発担当者による技術説明と印刷デモンストレーションをとおして紹介した。

 

印刷デモンストレーションではまず、菊全ワイド判7色コーター付LED-UV印刷機「RMGT1060LX-7+CC+2LD+LED-UV」を使い、㈱T&K TOKA製のLED-UVインキとクリアーニスを0.45㍉厚のコートボールに多面付け絵柄を印刷するとともに、新開発のアニロックスローラー交換装置を用いた交換作業の実演を行った。

新開発のアニロックスローラー交換装置を用いた交換作業の実演

新開発のアニロックスローラー交換装置を用いた交換作業の実演

従来、インラインニスでニスの盛り量を変える場合、重量が重く、高額なアニロックスローラーを2人がかりで手動で交換する必要があった。

また、その手動での交換はアニロックスローラーのセル表面に傷がつかないように慎重に行う必要があり、交換作業を素早く効率的に行うことが難しかった。

そこで新開発のアニロックスローラー交換装置では、アニロックスローラーの交換にかかわるほとんどの作業がタッチパネル操作により自動で行えるようにしており、素早く効率的にできるようになった。

この新装置により、生産性や小ロット化ニーズに寄与する段取り時間短縮につながることをアピールした。

 

次の印刷デモンストレーションでは、菊全ワイド判6色コーター付LED-UV印刷機「RMGT1060LX-6+DU+CC+2LD+LED-UV+PQS-D」を使い、新機能を用いた薄紙から厚紙パッケージ印刷へのジョブ切り替え実演を行った。

最初のジョブでは、0.2㍉厚のコート紙に多面付け絵柄をプロセス4色で印刷し、次のジョブでは0.45㍉厚のコートボールに多面付け絵柄をプロセス4色+特色インキ+疑似エンボスのニスコート印刷を行った。

IMG_1323この印刷デモンストレーションをとおして、▽紙厚に連動して自動で切り替えることを可能にし、紙厚の薄厚切り替え時間の大幅に短縮する前当て紙押さえプリセット機能、▽次の仕事に向けてのニス準備作業が印刷稼働中に並行して行える昇降式コーティングユニット、▽正紙と損紙を分けてそれぞれのデリバリーに排出することにより、インライン品質管理システムで欠陥が検出された損紙は自動で損紙用のデリバリーへ排出。刷了後の損紙の選別作業が不要な2連デリバリー、▽印刷を中断させることなく刷了紙の排出と空パレットの搬入を可能にし、厚紙印刷の生産性を向上させるデリバリーシャッター、▽排紙部に多角形真空吸引車、見当部では横針の引き力を高める横針プッシュ・プル機構、厚紙給紙を確実に行う前当てひさし上下揺動機構の採用によりパッケージ印刷の実速度域の大幅な向上--をアピールした。

 

さらに、両印刷デモンストレーションでは、AGV(自動搬送ロボット)「Nipper」による正紙の次工程への自動搬送も行い、工程間の省力化策についても紹介した。

 

 

 

 

 

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