2023年07月09日

大日本印刷(DNP)は、東京会場の来場者が40万人を突破するなど人気を博している特別展「恐竜博2023」で、一部の展示や演出の企画に協力し、恐竜をより多角的に学び、展示内容をより楽しむ新たな鑑賞体験の仕掛けとして「動く進化系統樹 壁面プロジェクション」と「恐竜博2023みどころキューブ」を開発・提供した。企画協力では、DNPの社外副業制度を活用して、「恐竜コンサルタント」として広く活動するDNP社員が参画し、恐竜の魅力をより楽しく・よりわかりやすく伝える演出を行った。

 

特別展「恐竜博2023」:
【大阪会場】2023年7月7日(金)~9月24日(日)、大阪市立自然史博物館(大阪市住吉区長居公園1-23 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
【東京会場:終了】2023年3月14日(火)~6月18日(日)、国立科学博物館(東京都台東区上野公園7–20)
 

○公式WebサイトURL :https://dino2023.exhibit.jp/outline/

 

DNPは、持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしの実現に向けた新しい価値の創出を進めている。そうした事業活動の中で、コンテンツ制作や展示・演出の技術・ノウハウを活用し、国内外の多くの博物館・美術館などと協働して、人びとが多様な芸術・文化と出会う機会の創出や、文化財・アート作品などのデジタルアーカイブの構築と新しい鑑賞体験システムの開発等に取り組んでいる。

 

DNPは、「恐竜博2023」の趣旨に賛同して協賛するとともに、自然科学に対する多くの人々の興味・関心につながる機会となるよう、企画演出の協力や鑑賞体験システムの開発・提供などを行った。

 

DNPが開発・提供した演出ツール「動く進化系統樹 壁面プロジェクション」は、会場壁面に展示した恐竜の進化の道筋「進化系統樹」に、プロジェクターの映像を精緻に調整して投影して、動きのある演出を行った。
入口周辺では、本展の目玉でもある鎧竜:ズール・クルリヴァスタトルの影が壁面から動き出し、来場者を実物化石の展示エリアに導く。
また、系統樹上の線を光らせてズール・クルリヴァスタトルの分類を直感的に伝えた。そうした仕掛けを随所に施し、来場者の興味を喚起しながら、進化の流れをわかりやすく伝える。

 

「恐竜博2023みどころキューブ」は、「みどころキューブ」という、さまざまな文化財・アート作品等について、キューブ(立方体)状のインタフェースを用い、テーマや関係性等の多様な視点から紹介する新しい鑑賞システムである。
今回、同展に登場する恐竜を「生息していた時代」「化石の産出地」「特性」で分類して、「恐竜博2023 みどころキューブ」を制作した。利用者の興味・関心に応じた直感的な操作で、恐竜についてより多角的・体系的に学ぶことができる。
同ツールは、実際の企画展とあわせて、展示内容をさらに深彫りして楽しめる仕掛けとして、会期中にウェブ上で公開されている。(https://images.dnpartcom.jp/cube/dino2023/

 

 演出のポイントと企画協力への想いについてDNP社員・恐竜コンサルタントの宮澤悠大さんは「会場の入口で『なんだろう?』と興味を持つきっかけづくりや、企画展で出会った多様な恐竜を体系的に学べるように工夫した。営業として顧客のマーケティング企画に携わってきた経験と、副業の『恐竜コンサルタント』としての経験を活かして協力した。自分も幼い頃に恐竜と出会って大好きになったように、多くの方々に、恐竜の魅力に触れて、恐竜ファンになってもらいたい」と述べている。
 
 

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