2015年07月22日

塚田社長(左)と関社長

塚田社長(左)と関社長

錦明印刷㈱(本社・東京都千代田区、塚田司郎社長)が、LED-UV照射装置を商業オフ輪に後付け搭載するシステムを組み、実用化テストに成功した。

7月21日に同社会議室で記者会見し、詳細に説明した。

 

商業オフ輪にLED-UV照射装置を後付け搭載して実用化するのは、世界初のケース。

埼玉・鶴ヶ島の同社富士見事業所で稼働するゴス・インターナショナル社製のA全判4/4色機「M600」に、エアモーションシステムズ(AMS)社製のLED-UV照射装置「XP-9(17W/平方㌢㍍)」を後付け搭載し、東洋インキ製の高感度UVインキと組み合わせている。

 

テストでは、最終胴後の紙面の上下(紙面からの距離25~40㍉)に「XP-9」を1ユニットずつ設置。

どのような紙および絵柄であっても毎時3万回転以上のスピードで印刷・乾燥することを条件に設定し、それをクリアした。

今後は諸材料の選定などを進め、年内の本稼働開始を予定している。

 

同社の塚田社長は、「オフ輪は乾燥ユニット以降で紙が受けるダメージが大きいので、最終製品になる段階で紙が波打つことがあり、ブランドイメージを大事にする発注者ではどんなに大ロットでも枚葉印刷機で印刷するように指定することもある。このシステムでは単に従来のオフ輪の仕事の置き換えではなく、今までのオフ輪では提供することができなかったそのような価値を届けていきたい」と、世界初の技術の活用方法を語っている。

 

また、エアモーションシステムズ社の日本総代理店であるAJC㈱(本社・東京都台東区)の関衛社長は、「LED-UV照射装置をオフ輪に搭載するという、我々がまったく想定していなかった革新的な活用法を錦明印刷から相談してもらい、とてもありがたく思う。LED-UVによる乾燥では、消費するエネルギーも小さく、紙に負担をかけないので火じわや波打ちが起こらないので、従来のオフ輪が抱えている課題をクリアする技術となる」と述べた。

 

 

 

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