2015年07月20日

視聴行動分析サービスを提供するニールセン㈱(東京都港区、宮本淳社長)は、「スマートフォン・メディア利用実態調査」(2015年6月9日~6月10日実施)の調査結果から、スマートフォンユーザーの動画コンテンツの利用状況および動画広告に対する意識についてまとめている。

 

スマートフォンから「映画やドラマなどの動画」コンテンツを視聴している人は36%で、スマートフォン利用者の3人に1人が利用していた。年代別にみると、年齢層が若くなるほど利用率が高くなる傾向にあり、最も利用率の高い10代では、55%が「映画やドラマなどの動画」コンテンツをスマートフォンから視聴している。

 

「映画やドラマなどの動画」コンテンツについて今後利用したい(現在利用している場合は、今後も利用したい)サービスプランをみると、“広告が表示される無料プラン”が36%で最もニーズが高い。2番目に多かった“定額料金で利用し放題のプラン”を利用したいと思う人は6%で、1位の“広告が表示される無料プラン”と大きく差が開いている。また、年代別に“広告が表示される無料プラン”を利用したい人の割合を比較すると、「映画やドラマなどの動画」コンテンツ利用率と同様、年齢層が若くなるほど、“広告が表示される無料プラン”で利用したいと考えている人の割合が高い。
利用したい動画コンテンツのサービスプラン同様、コンテンツが無料で利用できるなら、動画広告が流れても良いという回答の割合が34%と最も高く、次いでコンテンツに関連していれば流れても良いという回答が27%となっていた。

 

同社の高木史朗シニアアナリストは次のように述べている。
「スマートフォンなどのインターネットが利用できるデバイスに慣れ親しんでいる若年層ほど、デジタルコンテンツを消費しており、広告収入モデルの動画配信サービスを利用したいという回答が多い結果となった。現状では、無料モデルが受け入れられやすいという結果になったが、定額制の音楽ストリーミングサービスや動画配信サービスなど、デジタルコンテンツ提供形態の多様化が進む中、定額でいつでも豊富な品揃えのコンテンツを視聴できることに魅力を感じるなど、受容意向が変わる人が出てくる可能性も考えられる。今後も、デジタルコンテンツの受容意向の動向は、注視していく必要があるだろう。
また、近年動画広告に対する期待も大きくなってきているが、広告主やメディア事業者は、動画広告を受け入れてもらえるようにするために、より強くユーザーにとってのメリットを考えていく必要があるだろう。例えば、広告を掲載するメディア側にとっては、広告が流れても見たいと思えるコンテンツ作りやユーザーの関心にあった広告配信などが重要といえる」

 

 

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