2015年07月18日

大日本印刷(DNP)は、個人同士のモノの売買が簡単かつ安心して行えるサービス「DNP CtoC取引サービス KURURi(クルリ)」を7月10日から始めた。同サービスは、専用のスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)を使用したもので、同社が第三者として個人間の取引を仲介することによって、利用者が安全・安心に売買できる仕組みとした。アプリのiOS版は7月10日に配信を開始し、Android版は10月に配信の予定。

 

生活者の節約志向が広がりを見せるなか、良いモノを再利用するニーズが高まってきている。しかし、従来のオークションサイトでは、出品から落札までに時間がかかることや、フリーマーケットでは数多い商品の中から買い手が欲しいモノを見つけにくいという課題があった。
この課題に対して、今回開始する「DNP CtoC取引サービス KURURi」は、売り手と買い手のコミュニケーションを活性化することによって、時間をかけずに、最適に個人間取引のニーズをマッチングし、安全に取引を行える仕組みとした。
KURURiは、スポーツやアウトドアを中心に、友達やファミリーで趣味を愉しむ大人を主なターゲットとしたフリーマーケット型アプリ。利用者はこのアプリをスマホにダウンロード(無料)してサービスを利用できる。

 

利用者(買い手)が「こんなモノが欲しい」「新しい趣味のために何から揃えればいいだろう」といったニーズを“リクエスト”としてアプリ上で投稿する。
売り手がその“リクエスト”を参照し、自分が売りたいモノについて、写真や紹介文などを付けて“アピール”として投稿する。
“リクエスト”と“アピール”のやり取りを通じて、買い手と売り手がともに満足できるような最適な個人間取引を効果的にサポートする。

 

対価については、同社が提携する決済代行会社を介して買い手から代金を一時的に預かり、届けられたモノを買い手が確認・評価してOKだった場合に、売り手に支払われる。エスクローサービスとして同社が個人間の取引を仲介するため、トラブルの軽減にもつながる。

 

なお、会員登録や“リクエスト”“アピール”、出品などには費用は発生しないが、売買成立時に、DNPは売価の10%を手数料として売り手から受領する。

 

買い手のニーズを起点とし、それに合致した商品情報が紹介されるため、買い手は欲しいモノを探しやすく、売り手は自分の大切なモノを求めている人に譲ることができる。生活者が不要となったモノを捨てるのではなく、“自分の大切なモノを同じ価値観を持つ人に使ってもらう”サービス。

 

同社は、使っていないモノ(余剰資産)を世に出せる場所をつくることで、人と人とをつなぎ、モノが長く大事に使われるエコシステムの提供や、シェアリングエコノミー(共有経済)市場の創出を推進する。本サービスによって、17年度までの累計で10億円の売上を目指す。

 

DNPは今後、決済手段の拡充やエスクロー配送サービス(商品配送時の代金引き換え、匿名配送)の導入、当サービスの機能を導入したい企業に向けたAPI(Application Programming Interface)の提供、メディアや企業とのタイアップやコラボレーション、イベント開催などを行っていく。

 

 

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