2022年11月28日

ハイデル・フォーラム21(=HDF21、福田浩志会長)は11月25日、東京・港のグランドニッコー東京台場で「第25回全国大会・高付加価値ハイブリッドセミナー」を開催した。

約250人の来場者が会場に訪れた今回は、ソニーにおいて3度の事業再生を成し遂げて2017年度には過去最高益を記録した平井氏のリーダーシップ論を学んだ。

また、独・ハイデルベルグ社でセールス&マーケティング部門のグローバル責任者を務めるダヴィッド・シュメディング氏が世界の印刷市場の傾向について解説をした。

 

今回の高付加価値セミナーでは、①HDF21の第26期事業報告と第27期事業計画、②ソニーグループの平井一夫シニアアドバイザーによる「これからの組織運営に必要なリーダーシップ論」を演題とした講演、③独・ハイデルベルグ社セールス&マーケティング部門グローバル責任者のダヴィッド・シュメディング氏による、グローバルマーケットトレンドについての解説--が行われた。

 

福田会長

福田会長

会の冒頭、あいさつに立った同会の福田会長は「コロナ禍においてはリアルで会うコミュニケーションや移動に制限がかかり、いろいろなユーザー会では活動停止や開催頻度を低下せざるを得ない状況となっていた。そのような中でHDF21では、新しいコミュニケーション手段となるオンラインを使うことで、各地区会でいろいろな行事を展開してきた。そして今回、リアル開催できるようになったことをとても嬉しく思う」と久々となるリアルでの大規模イベント開催についての感想を表した。

また続けて「コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻にまつわる諸影響、そして急激な円安など、我々の諸先輩達がこれまでに経験してきた経済危機が、一気に起きているような環境にある。このような状況でパラダイムシフトが起きている現在、これまで通りのビジネススタイルでは立ち行かなくなってきており、我々も変革をしなければならない時期にきている。変革を起こすチャンスはピンチというお面をかぶっているものなので、変革への実行をするには勇気が必要となる。我々にとっての心強いパートナーであるハイデルベルグ社でも、印刷機製造の中で培ってきた電力技術をベースにして電気自動車向けの充電システムを開発し、今やそのシステムの欧州でのシェアが3割を超えているということだ。ハイデルベルグ社も変革を実行する姿を示してるので、我々もそれを見習って変革に向けた行動を実行していきたい」と語った。

 

バウアー副会長

バウアー副会長

また、同会の副会長を務めるハイデルベルグ・ジャパン㈱のヨルグ・バウアー社長は「日本の印刷会社だけではなく、世界中の印刷会社がチャレンジしている3つの側面がある。それは、戦略、人材、デジタライゼーションだ。これらの変革をうまく組み合わせられると、ビジネスのトランスメーションが可能になる。ビジネストランスメーションとデジタルトランスメーションを進めていくには、具体的になにをどの順番で実行すればいいのかといった、いろいろな課題がある。そのような課題に対しても私たちは、みなさまの成功のために、みなさまのデジタルトランスメーションの実行をサポートし、みなさまとともに歩んでいくことを約束する」と述べた。

 

今回の高付加価値セミナーのメインとなる講演ではソニーグループの平井一夫シニアアドバイザーが、プロジェクトを立ち上げたものの一向に機能しない、コストの見直しを実施したが利益を生むまでにいたらないといった企業が抱える悩みへの対処策や、経営者のみならず部下や後輩を抱えるすべてのリーダーとなるための心構えなどについて、ヒントと勇気を与える内容の話を展開した。

 

 

 

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