2015年07月10日

従来の臓器模型

従来の臓器模型

大日本印刷㈱(DNP)と筑波大学(大河内信弘教授、大城幸雄講師、三谷純教授)は従来よりも安価に、血管などの内部構造が視認しやすい臓器立体模型を3Dプリンターで作成する手法を共同開発した。

 

医療分野での3Dプリンターの活用例としては、現在、手術をより安全、確実に行うために、3Dプリンターで作製した患者一人ひとりの臓器立体模型を使い、手術のシミュレーションや練習、治療の計画などを立てる手術プランニングが増えている。しかし、従来の3Dプリンターで使用する材料の樹脂は高価で、患者一人ひとりの立体模型を必要とする臨床分野への展開は困難だった。さらに、従来の模型は、内部がゆがんで見えるなど、血管などの臓器の内部構造の視認性が低いという課題も顕在していた。

 

 

本研究で開発した臓器模型

本研究で開発した臓器模型

今回、両者は双方の知見を応用し、従来よりも安価で、内部構造が視認しやすい実質臓器の立体模型を作製する手法を開発し、肝臓の3Dプリントモデルの作製に成功した。筑波大学が3次元データを作成し、DNPが3Dプリンター用データへの補正と出力条件の設定を行った。

 

本研究成果は、2015年7月15日(水)~17日(金)に静岡県浜松市で開催される『第70回日本消化器外科学会総会』で発表する予定。また、臓器立体模型の作製手法については、特許出願中。

 

 

 

 

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