2022年06月16日

一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会)は6月15日、第12期定期総会を東京・千代田のフクラシア東京ステーションでのリアル開催とオンライン開催とのハイブリッドで行い、第12期の事業・収支報告と第13期の事業計画・予算案を審議していずれも原案通り承認した。

また、任期満了にともなう理事・監事の改選を行い、新会長として奥継雄氏(㈱文星閣・CEO)を選任した。

 

今年度の活動方針のテーマとして「進化」を掲げ、印刷業界内だけでなく社会貢献団体として一般消費者に同会およびバタフライロゴの認知度を向上させるための広報活動を重視。

SNSやYouTubeの活用や第60回宣伝会議賞への協賛を新たに行っていく。

さらに、同会の活動目標に数値化を導入し、水なし印刷採用率・バタフライ掲載率・カーボンオフセット量の増加を目指すほか、会員企業の若手社員が参加しやすいような水なし印刷に関する営業/技術の情報交流の場を設けていく。

 

奥会長

奥会長

具体的な第13期の活動計画としては、▽第60回宣伝会議賞への協賛、▽脱炭素チャレンジカップ2023への協賛、▽脱炭素チャレンジカップへの協賛品・全国こどもエコクラブ活動・会員企業の社会貢献活動での活用を目的に、エコかるた改定版を日本環境協会とのコラボレーションで製作、▽会員相互の経営・技術の向上や交流を目指した工場見学会やセミナーを、オンラインとリアルで開催して会員サービスにつながる活動を充実化、▽カーボンオフセット事業、CFP事業の継続実施、▽水なしUV印刷と完全VOCフリー印刷の3W印刷の採用拡大、▽会員数増加への取り組み--などを行っていく。

 

会の中であいさつに立った同会の奥会長は「水なし印刷という技術は1997年のCOP3京都会議を機に、環境にやさしい印刷方式として着目され始めた。以降、印刷工場における労働安全性、廃液や産廃の削減、労働安全性、VOC発生量の調査から抑制まで、印刷業界における環境問題の啓発に当会では積極的に取り組んできた。現在ではLCAを用いて印刷物の製造から使用・廃棄にいたるまでの二酸化炭素発生量を見える化したカーボンオフセット事業を推進し、脱炭素社会を目指す印刷業界の団体として、数多くの実績を積み上げることができた。実際に気候変動は危機的状況にあることから、最近ではSDGsという概念を通して持続可能な社会の実現と企業の社会的責任が求められている。当会の会員は、環境対応について先進的な取り組みをする企業が集まっているが、よりいっそう環境にやさしい印刷会社だと認められ、よりいっそう社会から必要とされる印刷会社の団体になれるよう邁進する」と新会長就任の抱負を表した。

 

佐座氏

佐座氏

総会に引き続き、一般社団法人SWiTCHの佐座槙苗代表理事を講師に招いて「スウェーデンのサステナブル先進事例と日本の未来」を演題とした講演会が行われた。

 

なお、同会の新役員陣は次のとおり。

▽会長=奥継雄(㈱文星閣

▽副会長=中村慎一郎(㈱日精ピーアール)、池上鎌三郎(㈱ファビオ

▽理事=田畠久義(㈱久栄社)、井上吉昭(精英堂印刷㈱)、橋本光央(㈱橋本確文堂)、最上啓一(㈱栄光舎)、中井旭(新日本印刷㈱)、佐々木浩行(東レ㈱)、柴崎武士(タケミ㈱)、谷口彰(アインズ㈱)、及川文和(㈱ホクトコーポレーション)、若園俊介(㈱サンアート印刷)、恒元宏信(㈱恒和プロダクト)、小林高男(富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱

▽監事=山本久喜(東洋美術印刷㈱

 

 

 

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