2022年05月06日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は4月21・22日の両日、同社東京ショールームで「RMGT2022スプリングフェア」を開催した。

あいさつをする広川社長

あいさつをする広川社長

「次世代型ものづくり これからの印刷会社のスマートファクトリーのご提案」と題したこのフェアでは、㈱J SPIRITS富士フイルムビジネスイノベーション㈱富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱ホリゾン・ジャパン㈱とコラボレーションして、印刷工程全体の最適化と自動運転・自動印刷との相乗効果によってもたらされる生産性向上について紹介された。

 

フェアの冒頭、あいさつに立った同社の広川社長は「当社では、それぞれ得意分野を持つパートナー企業と手を組んで協業することにより、各種システムとのオープンな連携を進めている。そして印刷会社のみなさまと一緒になり、それぞれの会社の環境に適したスマートファクトリー構築のサポートをしていきたいと考えている。みなさまの会社のスマートファクトリー構築に向けて、この機会を活用してもらえれば幸いだ」と述べた。

 

デモンストレーションのワークフロー図

デモンストレーションのワークフロー図

デモンストレーションでは、▽同社の東京ショールームと本社にある印刷機や自動搬送ロボット(AGV)「Nipper」とつながった、基幹システムと自動で連携するシステム「プレスインフォメーションエッジ」、▽ホリゾン・ジャパンのペラ丁合鞍掛け中綴じ製本システム「StitchLiner MarkⅢ」と接続する、製本機などの稼働情報を把握するワークフローシステム「iCE LiNK」--といった各種デバイスを、富士フイルムビジネスイノベーションの印刷工場の各工程を管理するワークフローシステム「Revoria One Production Cockpit」とネットワークでつなぎ、さらに「Revoria One Production Cockpit」はJ SPIRITSのMIS「プリントサピエンス」をネットワークでつないで連携。

MISからワークフローシステムを経由し、印刷機や製本機で生産するフローを披露した。

 

RMGT970の稼働実演のようす

RMGT970の稼働実演のようす

具体的には、▽プリントサピエンスから「Revoria One Production Cockpit」へのジョブデータ送信、▽「Revoria One Production Cockpit」で各工程のワークフローを作成して各デバイスにジョブを割り振り、デジタル作業指示書を発行、▽「プレスインフォメーションエッジ」が「Revoria One Production Cockpit」からジョブデータを受け取り、東京ショールームと広島本社に設置されている菊全判LED-UV印刷機「RMGT970」へ印刷予約、▽2ヶ所の「RMGT970」が、自動生成されたジョブを自動運転で印刷、▽刷了後、プレスインフォメーションエッジから指示を受けたAGV「Nipper」が刷り本を断裁工程へ無人搬送、▽ジョブデータを受け取った「iCE LiNK」と中綴じ製本ライン「StitchLiner MarkⅢ」で製本、▽「iCE LiNK」、「プレスインフォメーションクラウド」、「Revoria One Production Cockpit」による作業実績の確認と、「プリントサピエンス」による各工程工数の確認と原価確認--という実際の印刷会社での業務フローを想定したジョブデータの送信/作業指示から実績確認までをオンラインで行い、受注から印刷、製本、納品までをスマートファクトリー化した一連の流れを紹介した。

 

RMGT1050の稼働実演のようす

RMGT1050の稼働実演のようす

また、印刷工程での印刷機の稼働状況の見える化、日報や能率といった生産情報集計および稼働率分析ツール「プレスインフォメーションクラウド」、AGVによる刷り本の無人搬送といった印刷後工程との連携など、印刷工程における業務改善についても説明が行われた。

このデモンストレーションを通して、プレスインフォメーションエッジ・AGV・製本システムなどの各種デバイスと、「プリントサピエンス」および「Revoria One Production Cockpit」といったオープン環境の基幹システムやワークフローシステムが総合的に連携することで、経営・印刷現場・営業をはじめとするすべての現場の見える化と経営情報を数値化することができ、それによって印刷会社全体の効率化や業務改善による生産性向上、全体最適化に活用できることをアピールした。

 

 

 

 

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