2022年04月28日

独・Koenig&Bauer社が2021年の決算を発表した。

それによると、印刷機とサービスの受注が前年比で32.4%増加。

グループ全体の収益は11億1580万ユーロ(前年比8.5%増)に達している。

 

Koenig&Bauerの取締役会メンバー

Koenig&Bauerの取締役会メンバー

同社グループでは段ボールを含むほぼすべての素材へ印刷できる、あらゆるタイプの産業用印刷機を製造・開発しており、とくに世界的に成長をしているパッケージ印刷分野で強みを持っている。

コロナ禍の影響によってインターネット通販やテイクアウト向けの食品パッケージの需要が高まっていることから、それらを生産するための先進的なパッケージ印刷ソリューションに注目が集まったことが大きな要因の1つとなった。

 

Koenig&Bauer社でCEOを務めるアンドレアス・ペスケ博士は「2021年は当社にとって前向きで挑戦的な年だったが、年間収益予測を達成し、かつEBIT(利息および税引き前利益)目標を超えることもでき、さらにはドイツの機械産業界の平均値を上回る伸び率を達成することもできた。依然として先行きが不透明な経済状況を踏まえて十分な注意を払っているが、このような好業績をあげられたのは、我々が近年とても良い仕事をしていること、そして従来型およびデジタルのパッケージ印刷という成長市場に焦点を当てるという方針が成果を上げているあらわれだ」と説明している。

 

各事業部門の業績に目を移すと、枚葉オフセット印刷機部門の受注が好調で、とくに第1四半期からの回復傾向は顕著となった。

これに続いて特殊印刷事業部門では、この部門の1つであるMetalPrintが6月に史上最高の受注を記録。

さらに、特殊印刷事業部門の紙幣・証券印刷事業でも第3四半期に受注が好調に推移した。

デジタル&輪転印刷機部門は第3四半期から回復の兆しを見せ、第4四半期にそれが加速。

フレキソ印刷ラインの「CorruCUTプレス」が合計5台の成約が得られ、またパッケージ印刷市場向けに2台の高性能デジタル印刷機「RotaJET」も販売。

RotaJET」はこれまで、内外装分野をターゲットにしていたが、その汎用性の高さからパッケージ市場での活用シーンも広がった。

さらに、枚葉オフセット印刷機部門では10月中旬に、B1判枚葉インクジェット印刷機「VariJET106」を世界初公開。

枚葉オフセット印刷機「Rapida」の堅牢な筐体とデジタルインクジェットモジュールを組み合わせたこのシステムの開発により、デジタル印刷のさらなる革新を示している。

 

 

 

 

 

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