DICグラフィックス㈱(本社・東京都中央区、甲斐敏幸社長)は6月1日出荷分から、商業オフ輪インキ、油性枚葉インキ、UVインキ、新聞インキの価格改定をする。
対象製品は、昨年10月に原料および物流費の高騰、需要減などの理由により価格改定を実施しているが、世界経済の回復にともなう需給バランスの悪化により、その後もオフセット用印刷インキの主原料である顔料、樹脂、溶剤、光重合開始剤などの価格が上昇し続けている。
加えて、昨今の世界情勢にともなうサプライチェーンの混乱などによって容器をはじめとする副資材や物流費、さらにはエネルギーコストなども高騰し続けて収束がみられない状況となっていることから、同社では今後の事業継続および安定供給を図るために価格改定することを決めている。
価格改定幅は次のとおり。
▽商業オフ輪インキ=40円/㌔㌘以上
▽油性枚葉インキ=60円/㌔㌘以上
▽UVインキ=100円/㌔㌘以上
▽新聞インキ=60円/㌔㌘以上
※金銀インキ・特別対応品・特殊品(特殊容器を含む)などの一部製品についてはこれらの改定幅と異なる。