2015年07月07日

凸版印刷は、印刷書籍と電子書籍など、ワンソースから同時に複数媒体の書籍制作が可能なクラウドサービス「TOPPAN Editorial Navi(トッパン・エディトリアル・ナビ)」を開発。紙と電子のハイブリッド出版のように、用途や読者の環境に最適なフォーマットの作品提供が求められる出版業界を中心に、2015年8月上旬から提供を始める。提供価格は月間制作タイトル数に基づく定額料金および、従量課金制度。
 

「TOPPAN Editorial Navi」は、著者、編集者、校正者など、同じ作品づくりに携わる人びとが、安全に保管された原稿をウェブで共有し、ペーパーレスによる画面での誌面確認や、ICTを活用した共同編集により、場所と時間に囚われない作品づくりが可能な、クラウド型の書籍創作環境を実現している。
また、凸版印刷がこれまで培ってきたコンテンツ制作や構造化などのノウハウを、システム機能として提供することにより、ワンソースから同時にさまざまな出版フォーマットへの変換することができ、制作のコストダウンや、リードタイムの短縮などが可能となる。
さらには、次なる作品へのリソースの集中や、ビッグデータと連携したマーケティングへの訴求など、読者に伝わるさまざまなコンテンツ展開をサポートしている。

 

従来、印刷書籍と電子書籍では、誌面レイアウトや文字組、フォントなど、サポートされる機能の違いにより、制作ツールやデータフォーマットが異なるため、別々のワークフローで、それぞれコストをかけて制作することが一般的だった。
一方、スマートフォンやタブレット端末の普及、電子書籍や電子雑誌などの関連サービスの拡大などを背景として、読者の出版コンテンツの利用が多様化している。また、初めに電子書籍で発売した後、人気のある作品を印刷書籍化するなど、デジタルファーストによる新しい出版モデルも増えている。
出版社は、印刷書籍や電子書籍に関わらず、同一コンテンツをさまざまなメディアへ展開し、さらには各メディアでの同時発売など、ハイブリッド型の出版形態が求められている。
このようなハイブリッド出版ニーズに対して、メディアごとに別々に制作する従来の方法では、「制作コストの削減」「制作リードタイムの短縮」「新たなメディアへの迅速な対応」という側面において限界があり、抜本的に課題解決が可能な制作基盤が求められていた。

 

 

特徴は次のとおり。
1)書籍制作に携わる人たちが、インターネット上で原稿や進行状況を共有しながら制作が可能で、場所と時間を選ばない合理性を実現
2)印刷書籍や電子書籍などの仕上りイメージやページ数などをWebブラウザー上ですぐに確認が可能
3)校正支援やチェック機能など、凸版印刷が培ってきた書籍制作ノウハウに基づく機能が利用可能
4)印刷データや電子書籍への変換出力が可能
5)原稿データはHTMLやCSSなどのWeb標準技術を用いて、データの汎用性を高めるとともに、多メディア展開が容易に行えるように構造化されて保存

 

 

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