2021年12月28日

2022年の「世の中の景気」は、「良くなる」予想が29・9%で過去最高を更新。「悪くなる」は20・2%で前回(35・9%)より15・7Pt減と、好転予想が目立つ。景気が「良くなる」と思う理由では、「コロナ禍の収束や反動」が最多。一方、21年の景気については、「悪かった」が69・3%で多数を占める。新年は「旅行」「外食」「貯金」にお金をかけたい。コロナ禍で景気や行動が停滞した反動から、新年への期待や意欲を高める生活者像がみえてきた――。博報堂生活総合研究所が生活者の“2022年 生活気分”をこう示している。
 

▼21年の「世の中の変化」は、「多かった」が前回調査から28・1Pt減と大幅に減少したものの、過去6年間では2番目に高く、5割(50・9%)となった。
22年の「世の中の変化」予想は、「多くなる」が前回から9・6Pt減と減少して、4割(39・5%)となった。「多くなる」と予想する変化(自由回答)をみると、「新型コロナウイルスと共存するための新しい生活様式」(全回答数の16・8%)が最も多く挙がったほか、「自粛や行動制限の緩和」(15・5%)など、コロナ禍収束への期待を込めた予想が目立つ。
 

▼「22年お金をかけたいもの(全25項目)」の上位は、「旅行」(31・7%)、「外食」(25・3%)、「貯金」(24・1%)。その数値は、いずれも「21年お金をかけた」を上回っている。特に、「旅行」では22年と21年の差が25・8Ptと大きくなっている。
他にも、6位「レジャー」(22年18・1%、21年3・8%、差14・3Pt)、10位「交際費」(22年11・5%、21年4・3%、差7・2Pt)、12位「イベント、ライブ、フェス」(22年9・7%、21年2・1%、差7・6Pt)などで22年と21年との違いが目立つ。
一方、5位「ふだんの食事」は21年32・5%に対し、22年の意向は18・3%と低く、その差は14・2Pt減となっている。
2020年に続くコロナ禍で外食やレジャーなど外出の自粛を余儀なくされたこともあり、22年はソト向き消費への意欲が高まっているようだ。

 

▼「22年始めたいことがある」人は29・1%、「22年やめたいことがある」人は19・4%で、ともに前回から微増となった。
「始めたいこと」では、「運動・体操・筋トレ」(31・1%)がトップで、「副業」(27・6%)、「趣味・習い事」(25・6%)と続く。
一方、「やめたいこと」は「無理しての人付き合い」(31・1%)がトップ。次いで、「無駄遣い・衝動買い」(29・0%)、「スマホの使いすぎ」(26・1%)が続いており、22年は自分の体力や能力の向上を図りつつ、無理や無駄は抑制しようとする生活者の意識がみえてくる。
「始めたいこと」「やめたいこと」ともに、男性よりも女性の値が高いものが多く、「やめたいこと」の1位「無理しての人付き合い」、7位「お菓子・甘いもの」で男女差が15Pt以上となっている。

 

(「月刊印刷界」2022年1月号から)

 
 

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