2021年10月27日

新モデルのRapida145

新モデルのRapida145

Koenig&Bauer社は10月21日、大判サイズの枚葉オフセット印刷機「Rapida145」および「Rapida164」の新世代モデルを発表した。

 

「Rapida145」および「Rapida164」の大判機のシリーズが、Koenig&Bauer社製の最新の菊全判印刷機と同じく新しいデザインに一新されたことに加え、大判機のトップリーダーであることをさらに確固たるものにする数々の新機能も搭載した。

標準仕様機は最高印刷速度が毎時1万6000枚で、最大用紙サイズ1060×1450㍉(Rapida145)/1205×1640㍉(Rapida164)に対応する。

最高印刷速度がさらに一段高くなる高速パッケージを組み込むと、毎時1万8000枚(Rapida145)/1万7000枚(Rapida164)で印刷できるようになる。

 

操作コンセプトも一新し、フィーダー、最初の印刷ユニットおよびデリバリー部に大型タッチパネルを搭載。

DriveTronic SPCは版曲げ不要なベンダーレスシステムで、完全自動で全胴同時刷版交換を行う。

DriveTronic SPCは版曲げ不要なベンダーレスシステムで、完全自動で全胴同時刷版交換を行う。

これにより、多くのボタンやそのほかの操作を不要にし、通常は印刷コンソールからの操作・指示によって処理されるすべての作業プロセスが、印刷機のどこからでも操作することができる。

デリバリーのステータスインジケーターは印刷機のその瞬間の状態を一目でわかるように伝えてくれて、印刷機が生産モード、スタンバイモードまたはメンテナンスモードのいずれの状態であるかを、それぞれを示す色で表現する。

 

印刷コンソールのErgoTronicコンソールには、タッチスクリーンモニターと大きなウォールスクリーンが備えられている。

ジョブに関連するすべての情報が両ディスプレイに、明確かつわかりやすく表示され、印刷機のさまざまな機能によって生産状況がリアルタイムで監視できるほか、CO2排出量などの情報も一目でわかる。

 

デジタルによる高次元の制御/モニタリングは、印刷品質管理システムにも当てはまり、インラインカラーコントロール(グレーバランスコントロールのオプション付)に、3種類が用意される欠陥検知システム、▽指定のOKシートと比較検査(QualiTronic PrintCheck)、▽プリプレスPDFデータとの比較検査(QualiTronic PDFCheck)、▽2台の高解像度カメラでの撮像による比較検査(QualiTronic PDF HighRes)--を組み合わせることができる。

 

大判機のアニロックスローラーの交換は重労働となるが、AniSleeveテクノロジーでは工具不要で1人で素早く手軽に行える

大判機のアニロックスローラーの交換は重労働となるが、AniSleeveテクノロジーでは工具不要で1人で素早く手軽に行える

「Rapida145」および「Rapida164」はこれまでも原反の対応範囲がとても広く、最大紙厚は1.2㍉もしくは1.6㍉だったが、この新モデルでは2㍉超の原反にも対応可能になった。

また、185㍉から925㍉までの5つの段階の嵩上げをすることもでき、さらなる積紙高に対応。

とくにパッケージ印刷での大きな進化ポイントとなっている。

 

もちろん、これまでのモデルが搭載していた自動運転や高性能な機能・システムは、すべて新モデルにも引き継がれている。

たとえば、最大で16胴もの印刷ユニットおよび加工ユニットが構成できる柔軟性と堅牢性、枚葉紙だけでなく巻取紙からの給紙ができるリールtoシートフィーダー、片面印刷と両面印刷の自動切り替えが可能な用紙反転機構、ダブルデリバリー、ノンストップのパイル交換、パレットロジスティクス機構などが用意されている。

 

思いのままのオプションを組み合わせて構成できる

思いのままのオプションを組み合わせて構成できる

さらに、大判印刷の自動化水準を飛躍的に高める、▽引き針がないインフィード機構となるDriveTronic SIS、▽版曲げ不要のベンダーレス版で全胴同時刷版交換をするDriveTronic SPC、▽使用しないインキユニットの取り外し、▽同時並行で布洗浄をするCleanTronic洗浄システム、▽コーティングプレートを迅速に交換できるDriveTronic SFC、▽1人で素早く簡単にアニロックスローラーを交換できるAniSleeve--も用意。

あらゆる作業や取り扱いが大変な大判印刷がやりやすく、そして準備時間の短縮化にも貢献する。

 

 

 

 

 

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