2021年08月16日

Koenig&Baureは、枚葉オフセット印刷機部門の本拠であるドイツ・ラデボイル工場内のカスタマーエクスペリエンスセンターに、ラベルセンターと呼ばれる専門のエリアを設けた。

これは同社がラベル印刷分野に重点を置いていることの一環で、このラベルセンターでは最新型の枚葉オフセット印刷機「Rapida106X」の7色コーター付機から新しいロータリーダイカッター「CutPRO X」へと流れる、ラベル製造プロセス全体を見ることができる。

 

あらゆる商品のメーカー・ブランドでは販売時に商品を彩るラベルについて、つねに独創的かつ有益なものを求めている。

そこで同社では、世界中のラベル印刷会社に対して、高速印刷、すぐれた品質、そしてラベル素材への対応力を持つ印刷機器を提供し、それを活用することでアイキャッチ効果が高く、一貫して安定した印刷再現性のある商品ラベルの製造をサポートしている。

同社でテクノロジーディレクターを務めるクリス・トラビス氏は「ラベル市場からの需要が高まるにつれ、我々はこの重要な市場での主導的役割を加速させている。ラベル印刷市場は、商業印刷およびパッケージング印刷と並ぶ当社の主要な柱の1つであり、この市場に特化した最新技術の開発に注力している。当社の印刷機は市場に出回っているほかの印刷機とは異なり、毎時2万回転という超高速なスピードをもってラベル印刷をすることができる。この印刷機を活用している数多くのラベル印刷会社では、自社の生産記録を破り続けている」と述べている。

 

最新のRapida106Xは毎時2万枚という高生産性で、ラベル印刷に適したすぐれた印刷品質を提供する

最新のRapida106Xは毎時2万枚という高生産性で、ラベル印刷に適したすぐれた印刷品質を提供する

同社が提供するラベル印刷のソリューションでは、白紙の原反からラベルとして印刷・製造されるまでのプロセスすべてをカバーする、先進的で独自な印刷機器群が揃っている。

毎時2万回転の最高印刷スピードを誇る最新鋭印刷機「Rapida106X」には、ラベル印刷における用紙搬送で重要な要素の1つとなる引き針のない独自機構「Drive Tronic SIS(Sensoric Infeed System)」が搭載され、とても薄い原反であっても最高印刷速度で安定的に搬送するとともに正確な見当も可能としている。

また、インライン品質検査システムの「QualiTronic PDF Check」は、すべての印刷物の紙面全体をカメラで撮像し、それをプリプレスからのPDFデータと比較・検査する。

インラインカラーコントロールシステムの「QualiTronic ColorControl」は、すべての印刷物の色調を測定し、それが基準となる色からはずれると印刷機のインキキーを自動制御する。

ラベル印刷では、各ラベルの色調や印刷品質に一貫性があり、明確かつ適切に情報が示されなければならないが、これらの技術はそれを確実に行うことをサポートするものとなる。

さらに同社では、印刷に続く工程としてロータリーダイカッターを用意しており、これを活用することで大幅な生産性向上を図ることができるようになる。

 

目覚ましい成長を示しているインモールドラベル市場にも同社では着目している。

「インモールドラベルは50μ㍍という薄さのプラスチック原反となるので、印刷・製造をする上で独特の課題がある。ロールやシートからデリバリーに至るまでの当社独自の用紙搬送のコンセプトにより、インモールドラベルを最高の印刷速度で効率的かつ正確に印刷することができる。また、我々はLED-UV乾燥システムにも長けており、この技術がインモールドラベル製造にとって大きな革新につながっている。インモールドラベルは薄い素材なので、通常のUV乾燥ではランプから放出される熱影響によって歪みが発生しやすくなる。しかしLED-UV乾燥システムは熱を放出しないため、インモールドラベルの印刷に適している」とトラビス氏は述べている。

続けて、「インモールドラベルの印刷・製造を行っているユーザーでは、ロールtoシーターからRapida106Xによる印刷、そしてCutPro X106によるカット、ストリッピング、ブランキングというワークフローを活用することで大きなメリットを享受しており、50%超の生産性向上を果たしている」と語っている。

 

 

 

 

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