2021年08月16日

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今号は2大ロングインタビューを掲載した。
ひとつは大日本印刷(DNP)・浅羽信行常務執行役員。DNPにおける出版事業の指導的な立場の方だ。
業態変革、DX改革の名のもと「印刷機なんか捨てちまえ」「出版は斜陽だから手を出すな」としている“印刷”会社が多い中、DNPは出版再生を実現しようとしている。紙とインキの匂いが好きな者にとっては、頼もしい限りだ。紙の本が好きな人は「DXなぞいらない!」と叫びたいだろうが、皮肉にもAI、EDI、RFID等、デジタルを使わなければ、アナログルネサンスは成し遂げられないなのである。
DNPの出版事業、取次、『市谷の杜 本と活字館』、『これからの文化体験展』、『東京アニメセンター』、コロナ禍、電子出版制作・流通協議会(電流協)の会長としてなど、今号の浅羽役員13,000字インタビューには、出版と印刷の未来像が語られているのだ。
関連記事としてDNPとトーハンの合同事業も併載した。
もうひとつはフュージョン・佐々木卓也社長だ。
フュージョンはいち早く業態変革に着手し、印刷会社の関連会社として、ダイレクトマーケティング事業の分野に進出した“元”印刷会社である。2017年には上場も果たした。現在、印刷業界全体で、業態変革とそれに伴うDX化を推し進めているが、フュージョンはその成功例である。DM(ダイレクトメール)のプロフェッショナルとして、全日本DM大賞においては、14年連続受賞中で、20・21年にグランプリを連続受賞した。
佐々木社長は08年に33歳で社長に就任した。この17,000字インタビューでは、若くしてトップに上り詰めたこれまでの歩み、アフターコロナ、札幌に対する思い、受賞作品のセルフ解説などを語ってもらった。
今号のインタビューにおける浅羽役員と佐々木社長の「さあ何でも聞いてくれ」という姿勢は、清々しい。会長・理事長・社長といった地位にありながら、取材に応じない方々にも、ぜひ読んでほしいものである。
コロナ禍の緊急事態宣言下、長文インタビューを読むのも悪くはない。
講演会ルポでは、竹内佐和子講師による「日本印刷産業連合会 第5回女性活躍推進セミナー『新時代ビジネスをリードする力とは-女性ものは「売り」にならず』」と、

日本カレンダー暦文化振興協会「暦文協ミニフォーラム同士糾合(きゅうごう)小満の集い」を取り上げた。
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