2021年04月08日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は、省力化、スキルレス化と、小ロット印刷を中心とした生産性向上という市場の要望に応えるため、画面のワンタッチ操作で複数ジョブを自動で連続印刷できる自動運転機能「スマートアシストプリンティング」を新開発した。

 

スマートアシストプリンティングのサイクル

スマートアシストプリンティングのサイクル

この「スマートアシストプリンティング」は、画面のワンタッチ操作でインキプリセットからブランケット洗浄、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整、本刷りまで、複数ジョブの連続印刷を自動で行える機能。

インキプリセット、ブランケット洗浄、刷版交換の工程が終了すると自動で給紙が始まり、テスト刷りへと移行する。

テスト刷りでは、印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像し、インラインで印刷物の品質管理が行える印刷品質管理システム「PQS-D」と連動。

用紙を抜き取らずに見当と濃度を合わせ、見当と濃度が本刷りの基準値に入れば本刷り印刷が始まる。

本刷り印刷中も「PQS-D」によって印刷中の品質検査を行うとともに、濃度の自動調整と見当状態の監視もする。

そして、最初のジョブの本刷りが終了すると次のジョブに移り、連続印刷サイクルを繰り返していく。

用紙の抜き取りによるメイクレディの作業を印刷機に任せることで、1ジョブあたり約4分の時間短縮が可能となり、小ロット連続印刷の生産性向上とオペレーターのスキルレス化を実現した。

 

同社では「スマートアシストプリンティング」の開発に合わせて、自動運転を効率的に稼働させるために、ユーザーの基幹システムから出力したジョブデータを基に、用紙やインキ、納期などの印刷条件に合わせた最適な順序でジョブを自動で並び替える機能を印刷管理システムのプレスインフォメーションエッジに内蔵した。

また、RMGT10シリーズで培った濃度制御をRMGT9/7/6シリーズにも展開し、より少ない損紙で短時間に印刷濃度を安定させることができるよう、濃度合わせ制御の改良も行っている。

これにより目標濃度への到達とその後の濃度安定までの損紙枚数を、従来機より最大で約40%削減させている。

 

「スマートアシストプリンティング」機能は、B1判サイズ/菊全判ワイドサイズ印刷機のRMGT10シリーズ、菊全判サイズ/A全判サイズ印刷機のRMGT9シリーズ、B2判サイズ印刷機のRMGT7シリーズ、菊半截寸延びサイズ印刷機のRMGT6シリーズにオプションで搭載できる。

 

 

 

 

 

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