2021年04月05日

㈱プロスパークリエイティブ(本社・東京都中央区、川端秀樹社長)は、自社の特許技術である絵柄の色数値評価・管理技術をもとに、1000年後であっても元の色を忠実に再現できる「1000年アーカイブLab画像保存システム」を新開発した。

同社ではこの技術をもとに、国内外の文化事業も進めていく。

 

絵画や文化財、歴史的資料や建造物などが100年、1000年保存できるとしても、風雨だけでなく屋内にあっても紫外線や湿気などの影響で色は変化をしてしまう。

また、カメラ撮影やスキャナー入力した画像データも、将来にはまったく異なる入力機器や表示機器・出力機器になっていることも予想されるので、文化財や絵画の色を正確にデジタル文化資産として残していくことは難しい課題となっている。

 

これまで、正確な色で長期間保存するためには、分光スキャナーなどの高価な機材でアーカイブを行っているが、汎用的で誰でも使用でき、高精度の色管理ができるアーカイブ機器はなかった。

また、現在もっとも普及している各社のデジタルカメラやスキャナーをアーカイブ用の入力機器として活用しても、現状のデジタルカメラやスキャナーは機器ごとに色が少しずつ異なって入力されているので、機器ごとに色が違うとどれが本当の色なのか、遠い将来にはまったくわからなくなる。

 

Lab画像保存システム

Lab画像保存システム

そこで開発されたこの新技術「1000年アーカイブLab画像保存システム」は、デジタルカメラやスキャナーなどの入力機器ごとの固有のRGB入力画像を、専用色チャートをもとに正しい色で保存するために、「1画素ごとに、非固有の分光光度計レベルのLab値に色変換する」という新たな発想で実現させたもの。

あわせて、1000年後の色再現のために専用の色チャートと色変換プロファイルを開発し、色品質の高い業務用分光光度計レベルのLab画像に変換して保存する技術を新開発。

アーカイブされたLab画像と照明の色温度を記録しておくことで、将来時点での表示機器の表示方式にこのLab画像を色変換し、表示機器に忠実に画像の色を表示させたり、出力することができるようになる。

 

同社では2年後に迎える創立50年の記念プロジェクトとして、1000年アーカイブ事業を位置づけている。

この新技術で文化財や絵画などのアーカイブへの活用を提案していく。

 

 

 

 

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