ハイデルベルグ社は、サブスクリプション方式として1000台目となるプリネクトプロダクションマネージャーを、独・ドルックパートナー社に納入した。
ハイデルベルグ社ではdrupa2016で、サブスクリプション形式のソフトウェアとしてプリネクトプロダクションマネージャーを発表し、それ以降世界中で納入を重ね、今回の1000台目に到達した。
プリネクトプロダクションマネージャーはボリュームベースのサブスクリプション方式で提供されるもので、ユーザーは個別のライセンス契約をすることなく、実際にプリネクトを使用した分だけを毎月支払うことになる。
ソフトのアップデートやアップグレードは自動的に行われるので、ユーザーはそれに対するコスト負担は不要で、かつつねに最新のソフトウェアバージョンを使用することができ、また最新の機能やホットラインサポート、リモートサポートの利用も可能となる。
これにより、高生産性を可能にするエンドtoエンドのワークフローオートメーションが実現する。
ハイデルベルグ社のライナー・フンツドルファーCEOは「我々はデジタル戦略とコアビジネスへ注力をしており、サブスクリプション方式を今後もすべての分野において推進していく。ユーザーは実際の生産量、実際に必要なものに対してのみ支払うサービスなのでメリットを感じてもらえると思う」と述べている。
ドルックパートナー社は130人を超える従業員を擁する印刷会社で、大手の工業分野や広告業界向けにサービスを提供している。
プリネクトプロダクションマネージャーによる高度な自動化によって、顧客サポートの改善と生産プロセスの統合を目指している。
プリネクトプロダクションマネージャーを2台の「スピードマスターXL106」を含めたハイデルベルグ社製の印刷機と接続することで、Push to Stopテクノロジーを最大限に活用し、生産性を飛躍的に向上させている。
「従量課金制のプリネクトプロダクションマネージャーと組み合わされたすべての機能は、生産がフル稼働していない時はコストが下がり、一方で最新のプリネクトの機能にすぐにアクセスできる。あらゆる変化に即座に適応できるので顧客が求めるサービスを正確に提供できるようになり、市場での地位が向上している」と、ドルックパートナー社でマネージングディレクターを務めるマルコ・ボーケ氏は述べている。