2021年02月25日

東京2020オリンピック・パラリンピック開催に合わせて2021年の祝日が移動していることは周知のとおりだが、「祝日移動していない」カレンダー・手帳が大量に出回っていることも事実。通例の祝日のまま「法改正で祝日が変更になることがある」などと書き加えてある場合がほとんどで、生活や企業活動への影響を懸念する声も多い。「海の日」が7月22日、「スポーツの日」が7月23日、「山の日」が8月8日、8月9日(月)が振替休日になっているか確認したい。自社の取り扱いカレンダー・手帳を振り返って、改めて注意を喚起したほうが親切な場合もありそうだ。

 

「東京五輪延期に伴う祝日変更について」(JCAL)

「東京五輪延期に伴う祝日変更について」(JCAL)

▼全国カレンダー出版協同組合連合会(1964年設立。東京・国際・京都・大阪の4カレンダー出版協組で組織)では「東京五輪延期に伴う祝日変更について」を作成し、「全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL)登録商品は、2020年2月時点の暦情報を元に作成しておりますので、東京五輪延期に伴い12月に改正された祝日の変更内容は反映されておりません。ご利用の際、ご注意願います。」と、7、8、10月の月表とともに掲載して注意している。祝日の移動状況がひと目でわかるので、活用させていただくのも手だろう。

 

▼そもそもなぜ祝日を移動するのだろうか。さまざまな理由があるのだろうが、内閣官房の応えをまつのが妥当だろう。官邸のサイトから「祝日移動に関するQ&A」の要点をみておきたい。
 
Q:なぜ祝日が移動するのか?
A:東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催期間中のアスリート、観客等の円滑な輸送と、経済活動、市民生活の共存を図るため。オリンピック開会式の7月23日前後が4連休、オリンピック閉会式の8月8日前後が3連休となることにより、東京中心部の混雑緩和が見込まれる。
Q:祝日が移動するのは2021年だけなのか?
A:3つの祝日の移動は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される「2021年限定」の特例。「国民の祝日」について、詳しくは、内閣府ホームページ「国民の祝日」参照。
Q:移動前の祝日(もともと祝日になるはずだった日)は、どうなるのか?
A:21年は、祝日ではなくなる。たとえば、「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」の規定によれば、「スポーツの日」は10月第2月曜日だが、21年10月11日は平日になる。「海の日」(21年7月19日)と「山の日」(21年8月11日)も同様。
 
▼「開会式と閉会式が行われる日は、多くの大会関係者が移動するため、道路や鉄道の大幅な混雑が見込まれます。そこで、アスリート、観客等の円滑な輸送と、経済活動、市民生活の共存を図るため、祝日の移動を実施する」ものだった。混雑緩和の必要の有無は別にして、祝日・振替休日と平日を間違って予定を立てることのないよう、カレンダー・手帳のチェックを促しておきたい。
 

(「月刊印刷界」2021年3月号から)

 
 
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